ニーズウェル---1Q増収、業務系システム開発およびソリューションの売上高が順調に推移
*12:56JST ニーズウェル---1Q増収、業務系システム開発およびソリューションの売上高が順調に推移
ニーズウェル<3992>は12日、2025年9月期第1四半期(24年10月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.9%増の25.10億円、営業利益が同1.2%増の3.52億円、経常利益が同0.6%増の3.51億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同10.3%減の2.25億円となった。
同社は、プライム市場上場維持基準の達成に向けて、株主還元の向上や注力分野(ITアウトソーシング、マイグレーション開発、AI)の業績の成長と積極的なIR、資本政策等を通じて2025年6月までに株価目標600円を目指す「6.600作戦」を2024年12月に発表した。
サービスラインの状況としては、「業務系システム開発」の売上高は前年同期比5.5%増の16.89億円となった。生保・社会インフラ・公共・AI関連等の案件が堅調に進捗した。中でも「6.600作戦」の注力分野であるマイグレーション開発は同11%増と拡大した。
「IT基盤」の売上高は同11.1%減の3.92億円となった。環境構築等が伸び悩み、全体では減収となったが、「6.600作戦」の注力分野であるITアウトソーシング案件は企業のDX人員不足の需要に応える安定したサービスを提供し同14%増と拡大した。
「ソリューション」の売上高は同22.3%増の4.28億円となった。独自のソリューションやサービスの提供により他社との差別化に注力した。なお「6.600作戦」の注力分野であるAIソリューションは同27%増となり、好調に推移した。また、入札資格自動診断ソリューション「QualiBot」、交通費入力・承認レスソリューション「Nチェッカ」、IoT×AIソリューション「BearAI」、決算資料自動生成ソリューション「FSGen」、PR原稿自動生成ソリューション「PRGen」の提供開始を発表し、新たなソリューションの開発にも積極的に取り組んでいる。
2025年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比11.0%増の106.00億円、営業利益が同18.1%増の14.00億円、経常利益が同15.9%増の14.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.4%増の9.43億円とする期初計画を据え置いている。
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