米国株見通し:伸び悩みか、政策決定後に動意もハイテクにらみ
*14:37JST 米国株見通し:伸び悩みか、政策決定後に動意もハイテクにらみ
(14時30分現在)
S&P500先物 6,097.75(+0.75)
ナスダック100先物 21,601.00(+19.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は10ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。
28日の主要3指数は堅調。前日急落したナスダックとS&Pは持ち直し、ダウは伸び悩みも136ドル高の44850ドルと続伸で取引を終えた。中国新興企業による人工知能(AI)開発で米IT業界の優位性が揺らぐとの懸念からハイテク関連が売り込まれたが、この日は割安感から急激に買い戻された。長期金利の一段の上昇は抑制され、金融をはじめ主力株にも買いが波及。ただ、トランプ政権の政策運営をにらみ、買い一巡後は上げ渋った。
本日は伸び悩伸び悩みか。連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)での討議を踏まえ、現行の政策を維持する公算。ただ、トランプ政権の利下げ要請により、今後は緩和方向への圧力がかかりやすく、長期金利の過度な上昇は抑制される可能性があろう。金融政策の不透明感もやや一服し、買戻しが強まれば相場を押し上げる展開に。もっとも、中国のAI開発でハイテク関連は積極的に買いづらく、ナスダックが失速すれば買いは収縮しそうだ。
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