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銘柄/投資戦略 2025/02/17 18:29 一覧へ

テリロジーHD---3Qは2ケタ増収、セキュリティ部門とソリューションサービス部門の2ケタ増収続く

*18:29JST テリロジーHD---3Qは2ケタ増収、セキュリティ部門とソリューションサービス部門の2ケタ増収続く テリロジーホールディングス<5133>は14日、2025年3月期3四半期(24年4月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比26.4%増の59.58億円、営業利益は同55.5%減の0.41億円、経常利益は同31.9%減の0.99億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同91.5%減の0.05億円となった。

ネットワーク部門の売上高は前年同期比2.6%減の11.58億円となった。引き続きRadware社DDoS対策製品及びWAFの拡販に注力するとともに、継続してウェビナーや展示会での情報発信を行ったことで、対策ソリューションの引き合いは増加した。その他、安心・安全なネットワーク環境の構築に向けたクラウド型無線LANシステムは、柔軟なモビリティが求められる無線LANにおいて、オフィスフロアや倉庫、新規拠点開設に伴う追加案件が堅調に推移したほか、不具合時のサポートまでを提供することで長年利用されたアクセスポイントのリプレース案件も増加した。

セキュリティ部門の売上高は同12.3%増の23.79億円となった。可視化ソリューションやゼロトラストの考え方を取り入れた対策の提案に注力することで主力商材であるNozomi Networks及びTXOne Networks製品の導入は順調に進み、運用負荷の軽減やリスク管理の向上等、具体的な成果が評価されている。特に不正アクセスやランサムウェア対策に取り組み、セミナー開催等を通じて業界全体のセキュリティ強化に貢献し、国内電力会社をはじめ国内大手製造業等からの受注につながっている。また、その他のセキュリティサービスについても、官公庁からの受注は引き続き堅調に推移した。

ソリューションサービス部門の売上高は同72.1%増の24.20億円となった。多言語リアルタイム映像通訳サービスは、好調なインバウンド需要の拡大により、百貨店、小売店、宿泊施設を中心に受注活動は堅調に推移した。また、Zoomライセンスを中心としたビジュアルコミュニケーション事業は、業務における必要不可欠な手段として安定的に推移している。2024年7月より販売を開始したネットワークセキュリティを統合的に提供する「Zero-Con SASE」は、多くの反響と共に堅調に伸長している。同社グループ独自開発のRPAツールは、誰でも簡単に使える特徴と認知度の高まりから、業界、業種、規模を問わず利用が拡大したほか、展示会等の積極的なマーケティング活動を実施し、案件数も堅調に推移した。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比22.9%増の84.55億円、営業利益が同38.0%増の3.76億円、経常利益が同5.3%減の3.76億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同38.8%増の2.62億円とする期初計画を据え置いている。

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