フィスコニュース

市況・概要 2025/02/18 17:25 一覧へ

欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、日銀政策にらみもドルは割安感で買戻し

*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、日銀政策にらみもドルは割安感で買戻し 18日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。日銀当局者の見解で早期の追加利上げが意識されれば、円買い先行の見通し。ただ、米長期金利は下げづらい。また、ドルに割安感が生じれば、買戻しで持ち直すとみる。

前日はNY市場の休場で動意が薄いなか、米10年債利回りの下げ渋りでややドル買いに振れた。ユーロ・ドルは下押しされ1.0480ドル台で伸び悩み、ドル・円は151円40銭付近で下値を固める展開に。本日アジア市場は米金利の上昇基調でドル買い地合いとなり、ユーロ・ドルは軟調、ドル・円は152円台に浮上した。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の見解によるドル売りも、ドル・円は円安で152円台に再浮上した。

この後の海外市場は米金利が手がかり。足元の米経済指標に弱さが目立つなか、今晩発表のNY連銀製造業景気指数が引き続き低調なら緩和的な政策への思惑から長期金利の低下を背景にドル売りに振れやすい。ただ、米トランプ政権の関税政策をにらみ、ドルは売りづらい面もある。一方、日銀当局者の見解から追加利上げが意識されやすく、円買い圧力も。とはいえ、151円台に落ち込めばドルは割安感から買戻しが見込まれる。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・2月ZEW景気期待指数(予想:20.0、1月:10.3)
・18:30 南ア・10-12月期失業率(7-9月期:32.1%)
・22:30 加・1月消費者物価指数(予想:前年比+1.9%、12月:+1.8%)
・22:30 米・2月NY連銀製造業景気指数(予想:-2.0、1月:-12.6)
・06:00 米・12月ネット長期TICフロー(11月:+790億ドル)


<CS>

フィスコニュース

マーケット ニュース一覧