日本動物高度医療センター---3Qは2ケタ増収増益、通期予想の上方修正及び期末配当の増配を発表
*15:11JST 日本動物高度医療センター---3Qは2ケタ増収増益、通期予想の上方修正及び期末配当の増配を発表
日本動物高度医療センター<6039>は14日、2025年3月期第3四半期(24年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比26.5%増の39.42億円、営業利益が同70.8%増の5.90億円、経常利益が同76.2%増の5.90億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同85.5%増の4.09億円となった。
既存病院では順調に獣医師の採用が進み診療受入能力が向上したことにより、診療数は大幅に増加した。2023年6月に診療を開始した大阪病院は、診療体制が予定通り整ったことに加え、セミナー開催等により関西を中心に連携病院との関係を強化したことや、5月に稼働を開始した放射線治療施設(川崎本院に続き2施設目)が、動物への負担が少ない治療を選択したい飼い主のニーズを背景に好評であること等から、開院から12ヶ月後の2024年5月に単月黒字化を達成し、以降も順調に推移した。その結果、二次診療サービスは、初診数(新規に受け入れた症例数)は7,542件(前年同期比23.8%増)、総診療数(初診数と再診数の合計)は26,253件(前年同期比23.3%増)、手術数は2,295件(前年同期比24.3%増)となった。また、連携病院数は4,591病院となり、前年同期から189件増加した。画像診断サービスは、引き続き一次診療施設への営業活動を強化したが、一部施設においてMRIを最新機種へ入れ替える工事を行い7-8月に休業したため、検査件数は前年同期比横ばいとなった。健康管理機器レンタル・販売は、代理店との関係強化施策を継続して推進したことにより、レンタル数・販売数は前年同期比増加となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比22.2%増(前回予想比8.3%増)の52.20億円、営業利益が同37.1%増(同8.8%増)の6.80億円、経常利益が同39.1%増(同8.8%増)の6.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同40.9%増(同8.0%増)の4.75億円としている。
また、同日、2025年3月期の期末配当金を前回予想から12.00円増配の37.00円とすることを発表した。これにより1株当たり年間配当金は37.00円(前期比17.00円増配)となる。
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