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市況・概要 2026/09/11 17:13 一覧へ

9月のくりっく365、ドル・円は上値の重い展開、豪ドル・円は下げ渋る展開か

*17:13JST 9月のくりっく365、ドル・円は上値の重い展開、豪ドル・円は下げ渋る展開か 東京金融取引所(TFX)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」は、8月の取引数量が前月比34.1%減の173万7049枚、1日の平均取引数量は8万2716枚と前月比で減少した。8月末時点の証拠金預託額は5740.02億円と前月比で50.58億円減少した。取引通貨量では、トルコリラ、米ドル、メキシコペソ、南アフリカランド、豪ドルの順となった。一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」は、8月の取引数量が前月比33.4%減の340万2942枚、1日の平均取引数量は16万2072枚と前月比で減少した。月末時点の証拠金預託額は1033.19億円となり、前月比で10.99億円の増加となった。

取引数量トップはトルコリラ・円で66万6619枚(前月比41.7%減)であった。月初は7月末の日米による円買い介入の余波から円高が進み、リラ・円は下落した。その後は円相場が落ち着きを取り戻したことで持ち直した。トルコでは7月の消費者物価指数(CPI)の伸びが前年比31.8%へ鈍化し、先行きの金融緩和が意識されたことからリラの上値は重く、月中以降は狭いレンジで方向感に乏しい展開が続いた。南アフリカランド・円は16万1502枚(前月比30.2%減)であった。月初は7月末の日米による円買い介入の余波から円高が進み、ランド・円は下落して始まった。その後は円高が一服したことに加え、米ドル高の一服や金価格の持ち直しがランドの支援材料となり、月後半にかけて上昇基調を強めた。一方、南アフリカではインフレ率が中銀の目標レンジ上限を上回るなか、景気減速への懸念もくすぶり、月末にかけては上げ渋ったものの、月初の水準を上回って取引を終えた。

9月のドル・円は上値の重い展開か。ベッセント米財務長官の発言を受けて、日本政府の財政政策や日銀の金融政策が修正されるとの観測が強まっており、円安方向への上値追いは限定されそうだ。また、7月末の日米協調介入を受け、円安が進む局面では再介入への警戒感も意識されやすい。一方、足元の急速な円高には投機筋による円売りポジションの巻き戻しが影響した面もあり、構造的な円売り需要も根強い。円高が進んだ場合でも節目では押し目買いが入りやすく、円高一辺倒の展開にもなりにくいだろう。豪ドル・円は下げ渋る展開か。足元では日本の財政・金融政策の修正観測を背景に円高が進み、豪ドル・円にも下押し圧力が強まっている。一方、オーストラリアでは底堅い経済指標や物価動向を背景に、豪準備銀行(中央銀行、RBA)による利上げ観測が高まっている。RBA高官からもタカ派的な発言が相次いでおり、金融政策面から豪ドルには買いが入りやすい状況が続きそうだ。円高の進行には引き続き警戒が必要だが、豪ドル側の底堅さが支えとなり、豪ドル・円の下値は次第に限られるとみる。

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