日経平均は230円高でスタート、バンナムHDや三菱重などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;40521.00;+230.30TOPIX;2928.83;+12.63
[寄り付き概況]
5日の日経平均は230.30円高の40521.00円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日4日の米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は585.06ドル高の44173.64ドル、ナスダックは403.45ポイント高の21053.58で取引を終了した。弱い雇用統計を受けて早期利下げ期待が強まり、寄り付き後、上昇。主要企業決算への期待も支援し、相場は終日堅調に推移。終盤にかけ、上げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に上昇したことが東京市場の支えとなった。また、日経平均が昨日までの続落で780円近く下落したことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いも入りやすかった。さらに、国内主要企業の4-6月期決算発表が佳境となっており、好業績・好決算銘柄への物色意欲が株価下支え要因となるとの見方もあった。一方、外為市場で1ドル=146円70銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、日経平均が昨日まで続落したことから短期的な過熱感がやや緩和しているものの、プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は125.86%と8営業日連続で過熱ラインの120%を上回っており、依然として高値警戒感を指摘する向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、その他製品、非鉄金属、電気・ガス業、機械、電気機器などが値上がり率上位、水産・農林業、輸送用機器、海運業、鉄鋼、食料品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、バンナムHD<7832>、三菱重<7011>、F&LC<3563>、ローム<6963>、東電力HD<9501>、住友電工<5802>、IHI<
7013>、任天堂<7974>、リクルートHD<6098>、古河電工<5801>、ルネサス<6723>、川崎重<7012>、イビデン<4062>、ソフトバンクG<9984>などが上昇。他方、味の素<2802>、ニトリHD<9843>、ホンダ<7267>、日本製鉄<5401>、トヨタ<7203>、商船三井<9104>、ディスコ<6146>、東エレク<8035>、武田薬<4502>、伊藤忠<8001>などが下落している。
<CS>