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銘柄/投資戦略 2025/02/26 11:04 一覧へ

ボードルア Research Memo(4):2025年2月期第3四半期の決算は大幅増収増益で下期にさらなる成長期待

*11:04JST ボードルア Research Memo(4):2025年2月期第3四半期の決算は大幅増収増益で下期にさらなる成長期待 ■業績動向

1. 2025年2月期第3四半期の連結業績
ボードルア<4413>の2025年2月期第3四半期における業績は、売上収益8,425百万円(前年同期比56.2%増)、営業利益1,737百万円(同52.1%増)、税引前四半期利益1,742百万円(同53.4%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は1,255百万円(同50.0%増)と大幅な増収増益を達成している。通期予想に対する営業利益の進捗率は75.6%であり、今期も例年どおり下期偏重の傾向が見込まれている。主な要因として、2年目以降のエンジニアの戦力化に伴う専門人材や高度専門人材の配属替えが下期に集中していること、さらに完成納品ベースの案件検収が上期は少なく、下期に増加する点が挙げられる。また、子会社の連結により上期は一時的に粗利率が低下したが、下期偏重の季節性により下期にかけて回復基調となっている。これらの結果、下期の業績拡大が引き続き期待される。

2. 財務状況
同社の2025年2月期第3四半期末における財務状況は、資産合計が10,866百万円(前期末比3,926百万円増)と大幅に拡大している。流動資産は7,594百万円(同2,238百万円増)で、このうち現金及び現金同等物が5,672百万円(同1,421百万円増)と大部分を占めており、資金流動性の高さが維持されている。非流動資産も3,271百万円(同1,688百万円増)と増加している。負債合計は4,107百万円(同1,419百万円増)で、そのうち流動負債が2,775百万円(同1,045百万円増)、非流動負債が1,332百万円(同373百万円増)となっている。一方で、資本合計は6,758百万円(同2,507百万円増)と順調に増加しており、自己資本の充実が進んでいる。これにより、親会社所有者帰属持分比率の高さと安定した財務基盤が維持されている。全体として、資産と負債のバランスが良好であり、成長と財務の健全性を両立している状況が示されている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)

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