個人投資家・有限亭玉介:強い個別に資金集中_押し目を狙いたい株でディフェンシブに攻める【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:強い個別に資金集中_押し目を狙いたい株でディフェンシブに攻める【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2025年9月7日15時に執筆
米雇用統計の結果を受けて、米国景気に対する懸念が広がっております。実体経済が減速するほど、米FRBの利下げ確度が高まって株高へ向かうといった流れは今後も継続するのでしょうか。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
米労働省が9月5日に発表した8月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は2万2000人増にとどまり、市場予想の7万5000人増を大きく下回ったとの事です。失業率も上昇しており、さすがに予想を下回り過ぎている気がします…。
これにより、米FRBの年内2回の利下げがほぼ確実との予想が市場に広がりました。トランプ関税による景気悪化に加えて、スキルレベルの低いポジションがAIに代替される潮流も加速するかもしれません。果たしてトランプ政権の手腕で再び強い米国を取り戻す事ができるのか注視して参りますよ。
さすがに米中の両方で景気後退が進むと、日本の景気も無事というわけにはいかないでしょうな。かといって、マクロ経済の悪化が直接的に日本株全体のパフォーマンスを低下させるのかは疑問です。
結局トランプ関税にしても、石破政権の謎の80兆円の投資にしても、確実にネガティブな材料でも日経平均は史上最高値を更新しているわけですから、株式市場は既に実体経済とは切り離された世界という認識が自然です。そうなると中長期で安心感のある個別銘柄やテーマの特性に注目しながら、底強い銘柄を選定して参ります。
再生可能エネルギー施設の開発運営を手掛けるレノバ<9519>は、三菱商事連合の国内3海域洋上風力発電撤退報道を受けて再び買いが集中した模様。21年12月に洋上風力発電の公募で選定を逃した時は凄まじい暴落でした。もし次の総裁選に小泉氏が立候補すれば、関連銘柄として物色が入るか監視中。
直近で年初来高値を更新している弘電社<1948>は、26年3月期の経常利益は最高益となる予想です。チャート(日足)は25日線を上回って推移しており、PER・PBRもまだ割安と言えますねぇ。これからもAIデータセンターが新設されるのであれば、同社への需要も堅調か…。
AIデータセンター内の空調関連として思惑のあるダイダン<1980>は、しっかり業績も堅調です。昨今は物流施設向けでも需要を獲得している模様。チャート(日足)はどこまで下値を切り上げるか監視中。
米国が造船に注力し始めた事で、造船関連として名村造船所<7014>もチェックしておりますよ。4月7日の底値から上昇トレンドを形成しておよそ2倍の株価にまで上昇しました。26年3月期は減益予想ではあるものの、これだけ買われているという事は市場はサプライズを期待しているかもしれませんな。
8月29日の上方修正と配当修正が好感されたたけびし<7510>は、動意後もPBR1倍割れで割安です。半導体や制御装置を主力とする商社の同社は、医療ビジネスも堅調に推移しているとの事。長い下落基調から転換して、中長期で上昇機運に乗るか注視です。
最後はガラス繊維の産業資材を手掛ける日東紡績<3110>締めさせていただきます。AIサーバー市場の拡大でスペシャルガラスの需要急増に向けた生産設備の増強が好感されましたな。昨年10月30日に付けた高値7670円を目指すか監視です。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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