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外国市場/為替 2025/01/27 09:54 一覧へ

概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反発、通貨ルーブルと原油の同時高が好感

*09:54JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反発、通貨ルーブルと原油の同時高が好感 【ブラジル】ボベスパ指数 122446.94 -0.03%
24日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は前日比36.38 ポイント安(-0.03%)の122446.94で引けた。日中の取引レンジは122195.69-122908.08となった。

売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。米株安が警戒され、売りはやや優勢。また、ウエートの高い資源銘柄の下落も指数の足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。通貨レアル高の進行がブラジル株をサポートした。また、中国の金融緩和への期待感なども引き続き好感された。

【ロシア】MOEX指数 2947.94 +0.75%
24日のロシア株式市場は反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比21.84ポイント高(+0.75%)の2947.94となった。日中の取引レンジは2933.71-2969.31となった。

終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。通貨ルーブルと原油の同時高が好感され、買いは広がった。また、中国当局が相場の安定化策を検討していることも支援材料となった。一方、欧米市場がさえない展開を示したことなどが指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 76190.46 -0.43%
24日のインドSENSEX指数は小反落。前日比329.92ポイント安(-0.43%)の76190.46、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同113.15ポイント安(-0.49%)の23092.20で取引を終えた。

中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。外国人投資家(FII)の売り越しが指数の足かせに。また、通貨ルピー安の進行もインド株の圧迫材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3252.63 +0.70%
24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.46ポイント高(+0.70%)の3252.63ポイントと続伸した。1月2日以来、約3週半ぶりの高値水準を回復している。

当局の相場安定化策に対する期待感が引き続き市場を支えた。中国金融当局は23日、「中長期資金の株式市場導入工作の推進に関する実施計画案」を発表。Pモルガン・チェースは最新リポートで、保険会社や養老保険基金、公募ファンドなどが運用資産総額の5%を追加で株式投資した場合、3兆7000億人民元(約79兆4140億円)規模の資金がA株市場に流入すると試算している。米中対立の過度な警戒感も薄らぐ。外電は24日午前(日本時間)、トランプ米大統領がメディアインタビューで、「どちらかと言えば、中国に対し関税を使わずに済むのが望ましい」と語った。上海外国為替市場では対米ドルの人民元が急伸し、一時、昨年11月下旬以来の元高水準に達している。大型連休を前にした様子見で指数は安く始まったものの、程なくプラスに転じた。中国は来週、28日から春節(旧正月)の大型連休がスタートし、本土市場は28日から2月4日まで休場となる。

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