日経平均は262円高でスタート、ソシオネクストや三井住友などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;39059.95;+262.44TOPIX;2675.55;+18.31
[寄り付き概況]
13日の日経平均は262.44円高の39059.95円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日12日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は235.83ドル高の39005.49ドル、ナスダックは246.36ポイント高の16265.64で取引を終了した。2月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったものの連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げの道のりが修正されることはないとの見方に、寄り付き後、上昇。終日、利下げ期待を受けた買いが続き、堅調に推移。エヌビディア(NVDA)など半導体セクターの反発も手伝い、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し終了した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.54%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.09%上昇と、ダウ平均(0.61%上昇)に比べ上昇率が大きかったことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を支える要因となった。
また、外為市場で1ドル=147円50銭台と、円相場が落ち着いた動きとなっていることも、株式市場で安心感となった。一方、昨日の海外市場で米長期金利が上昇したことが、東京市場でグロース(成長)株などの重しとなった。また、来週に日銀金融政策決定会合を控え、日銀の金融緩和修正を警戒し、積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、銀行業、保険業、鉄鋼、証券商品先物、輸送用機器などが値上がり率上位、パルプ・紙、医薬品、その他製品が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、東エレク<8035>、ルネサス<6723>、ディスコ<6146>、野村マイクロ<6254>、アドバンテスト<6857>、三井住友<8316>、スクリーンHD<7735>、三菱重<7011>、三菱UFJ<8306>、東電力HD<9501>、荏原製<6361>などが上昇。他方、OLC<4661>、ダイキン<6367>、楽天グループ<4755>、武田薬<4502>、KDDI<9433>などが下落している。
<CS>