東証グロース市場指数は反発、材料株に物色向かう
*17:13JST 東証グロース市場指数は反発、材料株に物色向かう
東証グロース市場指数 819.96 +5.39 /出来高2億6954万株/売買代金1328億円東証グロース市場250指数 638.18 +3.37 /出来高1億989万株/売買代金846億円
本日のグロース市場では、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は揃って反発。値上がり銘柄数は314、値下り銘柄数は234、変わらずは43。
22日の米国市場でダウ平均は426.16ドル高の44296.51ドル、ナスダックは31.23ポイント高の19003.65で取引を終了。製造業・サービス業PMIの改善で、ソフトランディング期待に買われ、寄り付き後上昇。長期金利の低下やギャップ(GAP)、ロス・ストアーズ(ROSS)など小売り企業の好決算を受けダウは続伸し過去最高値を更新した。ナスダックは人工知能(AI)半導体市場をけん引しているエヌビディア(NVDA)の下落が重しとなり、伸び悩んだがプラス圏を維持し終了。
東証グロース市場指数は上昇して始まったが、前場の早い段階で上げは一服。その後はきょうの高値圏でのもみ合いに。前引けにかけてやや上げ幅を縮め、後場寄り付きは一段と上げ幅を縮小して始まったが、後場寄り付き直後につけた818pt水準で底堅さをみせた。日経平均の持ち直しに連動し、東証グロース市場指数も若干水準を押し上げた。
個別では、27.78%高となったカイオム<4583>が上昇率トップに。旭化成ファーマとの独占的ライセンス契約締結が引き続き材料視されたもよう。ベイシス<4068>は東京大学発のAIベンチャーとの動向が材料視されたとみられる。BTM<5247>もAI技術領域に特化した子会社設立発表が引き続き評価された格好か。売買代金上位銘柄では、カバー<5253>、フルッタフルッタ<2586>などが上昇。その他値上がり率上位銘柄では、セカンドサイトアナリティカ<5028>、ARアドバンスト<5578>、雨風太陽<5616>などがランクイン。
一方、10.28%安となったTORICO<7138>が下落率トップに。売買代金上位銘柄では、オルツ<260A>、プレイド<4165>などが下落。その他値下がり率上位銘柄では、インバウンドPF<5587>、T.S.I<7362>、マーキュリー<5025>などがランクイン。
なお、東証グロース市場Core指数の構成銘柄では、ウェルスナビ<7342>、フリー<
4478>などが上昇した一方、弁護士ドットコム<6027>などが下落。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4583|カイオム | 230| 50| 27.78|
2| 5028|セカンドサイト | 392| 80| 25.64|
3| 4068|ベイシス | 1512| 300| 24.75|
4| 5247|BTM | 1942| 243| 14.30|
5| 5578|ARアドバンスト | 1600| 157| 10.88|
6| 5616|雨風太陽 | 937| 88| 10.37|
7| 2586|フルッタ | 241| 22| 10.05|
8| 4169|エネチェンジ | 367| 29| 8.58|
9| 3927|F-ブレイン | 705| 54| 8.29|
10| 6573|アジャイル | 106| 8| 8.16|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 7138|TORICO | 812| -93| -10.28|
2| 5587|インバウンドPF | 781| -79| -9.19|
3| 7362|T.S.I | 965| -94| -8.88|
4| 5025|マーキュリー | 699| -44| -5.92|
5| 4255|THECOO | 666| -41| -5.80|
6| 7793|イメージ・マジック | 1347| -83| -5.80|
7| 9212|GEI | 500| -28| -5.30|
8| 4576|DWTI | 93| -5| -5.10|
9| 6580|ライトアップ | 1246| -62| -4.74|
10| 5527|propetec | 1143| -55| -4.59|
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