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市況・概要 2025/02/20 06:46 一覧へ

NY株式:NYダウは71ドル高、金利低下を好感

*06:46JST NY株式:NYダウは71ドル高、金利低下を好感 米国株式市場は続伸。ダウ平均は71.25ドル高の44,627.59ドル、ナスダックは14.99ポイント高の20,056.25で取引を終了した。

住宅着工件数が予想を下回り、景気減速懸念に寄り付き後、下落。連邦準備制度理事会(FRB)が公表する連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を警戒し、長期金利上昇に連れ、軟調推移が続いた。終盤にかけFRBが公表した1月開催分のFOMC議事要旨では利下げを急がない方針が再確認されると同時に債務上限問題が解決するまで、バランスシートのランオフ減速などを検討していたことが明らかになり金利が低下すると、買いが強まり、相場は上昇に転じ終了。S&P500種指数は連日で過去最高値を更新した。セクター別では、自動車・自動車部品、医薬品・バイオテクが上昇した一方で、素材が下落。

電子機器メーカーのガーミン(GRMN)は第4四半期決算で1株当たり利益や25年通期見通しが予想を上回り、上昇。サーバーソリューション会社のスーパーテマイクロ・コンピュター(SMCI)は強気の長期見通しを受けた買いやナスダックの上場廃止警戒感の後退で引き続き買われた。テレヘルスプラットフォームを提供するHIMS&HEARS(HIMS)はSigmund またはTrybe Lab買収で自宅で血液検査などが可能となるなどサービス拡大期待に大幅高。携帯端末のアップル(AAPL)は廉価版スマートフォーンで生成人工知能(AI)システムアップルインテリジェンスも搭載する「アイフォーン16e」を28日に発売すると発表し、上昇した。オンライン小売のエッツィ(ETSY)は第4四半期決算でアクティブバイヤー数や流通総額の減少が嫌気され、下落。ソフトウエアメーカーのパランティア(PLTR)はトランプ大統領が防衛費削減を指示したため大幅安。

オンライン中古車販売プラットフォーム運営のカーバナ(CVNA)は取引終了後に四半期決算を発表。1株当たり利益が予想を上回ったが、卸売り総額などが弱く、時間外取引で売られた。


(Horiko Capital Management LLC) <ST>

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