フルハシEPO株式会社:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(8)
*15:48JST フルハシEPO株式会社:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(8)
フルハシEPO<9221>
▲司会者
続いてのご質問です。
『石川県能登の被災地受け入れが2025年6月に終了したと伺いました。これにより、売上や利益への影響はどの程度になるのでしょうか』というご質問です。
■フルハシEPO 山口様
能登半島地震については、復旧に非常に長い時間を要した案件でした。当社では、前期から今期6月までの累計で約1万1,000トンの木材を受け入れ、再資源化を行っております。
一方で、当社全体の取扱量は足元で60万〜70万トンに達していることから、今回の受け入れ終了による売上・利益への影響は限定的であると判断しています。
以上の状況をご理解いただければ幸いです。
▲司会者
続いてのご質問です。
『競合他社と業界シェアについて教えてください』というご質問です。
■フルハシEPO 山口様
木質再資源化事業は、当社がオイルショック後の1970年代に、木材を燃料として有効活用できないかという考えから取組み始めた事業です。当時、この分野に「業界」と呼べるものは存在せず、当社は事業化におけるリーディングカンパニーとなりました。
しかし、当初は市場が十分に形成されておらず、生産しても安定した供給先を確保することが難しい時期が続きました。昭和50年代に入るまで、事業展開には多くの苦労があったというのが実情です。
その後、こうした経験を積み重ねる中で、当社は木質再資源化事業に関して豊富な知見とノウハウを蓄積してきました。加えて、この分野で上場している企業は当社のみであり、一定の立ち位置を確保しています。
さらに、当社は「東海木材資源リサイクル協会」をはじめ、業界団体の立ち上げにも関わり、全国に先駆けてネットワーク基盤を構築してきました。現在では、関東、東北・北海道、九州まで広がる全国ネットワークが確立されており、これらのエリアでの展開が当社の競争力強化につながっています。
このように、リーディングカンパニーとしての歴史、蓄積された知見、そして全国ネットワークの構築により、当社は業界内で非常に有利なポジションを確立しております。以上が当社の業界シェアおよび他社との差別化要因です。
▲司会者
ありがとうございました。それでは質疑応答を終了いたします。
以上をもちまして、フルハシEPO株式会社 第2四半期決算説明会ウェビナーを終了いたします。本日はご参加いただき、誠にありがとうございました。
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