米国株見通し:伸び悩みか、来週の政策決定に思惑も
*13:00JST 米国株見通し:伸び悩みか、来週の政策決定に思惑も
(12時30分現在)
S&P500先物 6,857.75(-4.25)
ナスダック100先物 25,622.00(-35.50)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は26ドル高。米長期金利は底堅く、本日の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。
3日のNY市場は続伸。ダウ平均は408ドル高の47882ドルで取引を終え、S&Pとナスダックも小幅に上昇した。民間雇用統計の減少を受け、連邦準備制度理事会(FRB)が来週の会合で利下げに踏み切るとの見方が強まり、金融や消費関連株が買われた。金利低下観測が安心感を誘い、ユナイテッドヘルス・グループやゴールドマンなどが堅調。市場ではビットコインの回復も支援材料とされ、全体として買い戻しが優勢も、上値では利食い売りが見られた。
本日は伸び悩みか。前日の雇用関連指標の弱さを受けて利下げ期待が引き続き支えとなる一方、景気減速への警戒感が重しとなりそうだ。経済指標では新規失業保険申請件数が注目され、労働市場の鈍化が再確認されれば、金利低下を背景に金利敏感株や住宅関連に買いが向かう可能性がある。メーシーズの業績上方修正やセールスフォースの増収は好感材料で、消費関連やハイテク株の下支え要因となる見通し。ただ、来週の政策決定を前にしたポジション調整も予想される。
<TY>