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銘柄/投資戦略 2025/02/14 12:42 一覧へ

セレンディップ・ホールディングス---3Qは増収、通期の最終利益の大幅な上方修正を発表

*12:42JST セレンディップ・ホールディングス---3Qは増収、通期の最終利益の大幅な上方修正を発表 セレンディップ・ホールディングス<7318>は12日、2025年3月期第3四半期(24年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.4%増の154.58億円、営業利益が同20.6%減の4.88億円、経常利益が同37.1%減の4.62億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同364.2%増の25.44億円となった。株式の取得に伴う負ののれん発生益を計上した。

モノづくり事業の売上高は前年同期比3.7%増の143.43億円、セグメント利益は同20.2%減の4.69億円となった。「オートモーティブサプライヤー(自動車内外装部品製造、自動車精密部品製造)」は、自動車メーカーの国内生産は引き続き高水準で推移しているものの、一部車種の生産・出荷停止の影響を受けた。「FA装置製造」は、期初より主要顧客の設備投資が大幅に回復するまでには至っておらず、受注確定に遅れが生じた。「試作品製作」は、グループ間シナジーによる販路拡大等により、受注は順調に進捗している。「ビューティーテック」は、2024年3月25日付でレディーバードの全株式を取得し連結子会社化し、期首から取り込んでいる。

プロフェッショナル・ソリューション事業の売上高は同34.3%増の14.08億円、セグメント損失は0.31億円(前年同期は1.06億円の損失)となった。「コンサルティング」は、中堅・中小企業の基幹システムの再構築需要の増加により、ITコンサルティングのニーズが増加していることや、協働ロボット導入コンサルティングの売上計上実施に伴い、コンサルティング事業部の売上は前年同四半期比48.4%増と伸長したこと、及び2024年4月30日付で全株式を取得し連結子会社となったセレンディップ・ロボクロスマーケティングを取り込んだ。一方で、経営課題を抱える中堅・中小企業の課題解決・成長に更に寄与するための積極的な人材採用を継続的に実施した。「エンジニア派遣・受託開発」は、中堅・中小企業の成長を支援するため、経営基盤の強化、エンジニアのリスキリング強化、当セグメントの成長に寄与するためコンサルティング事業部との連携による新しいIoTソリューションの開発とDXに注力している。当第3四半期連結累計期間において、セレンディップ・ロボクロスマーケティングの取得費用を当セグメントに計上した。

インベストメント事業の売上高は同33.3%減の1.77億円、セグメント利益は同62.6%減の0.50億円となった。モノづくり企業を中心とした再生型事業承継支援サービス、フィナンシャル・アドバイザリー等の企業経営サポートを積極的に進めた。また、2023年2月に組成した「日本ものづくり事業承継基金1号投資事業有限責任組合」からの管理業務に伴う報酬の受取も発生している。当第3四半期連結累計期間においては、フィナンシャル・アドバイザリーにおいて、前年同四半期比で減収・減益となった。

2025年3月期通期の連結業績予想については、同日、業績予想の修正を発表した。売上高が前期比25.8%増(前回予想比14.2%増)の249.00億円、営業利益が同70.5%増(同1.9%増)の8.15億円、経常利益が同15.8%増(同6.1%減)の6.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同433.9%増(同407.3%増)の27.70億円としている。 <ST>

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