キャリアリンク、ips、NSDなど
<6203> 豊和工 1273 -86大幅続落。一昨日に提出された変更報告書によると、fundnoteの保有比率が従来の5.66%からゼロになったことが明らかになった。8月22日に提出された大量保有報告書でfundnoteが5.66%を保有する大株主になったことが判明、その後急伸する展開となったが、一転して期待感が後退する形に。fundnoteは著名投資家である井村俊哉氏が共同創設した投資顧問会社の助言を受けるファンドを手掛ける。
<4918> アイビー 353 +14大幅続伸、一時45円高まで上昇し年初来高値を更新。一昨日に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の1.8億円から2.2億円、前年同期比16.4%増に、通期では3.4億円から3.8億円、前期比10.0%減にそれぞれ引き上げ。原材料価格の上昇一服、経費削減効果などが上振れ要因となるもよう。なお、9月に入ってから強化製品である「レッドパワーセラム」の受注状況が好調でもあるようだ。
<3121> マーチャント 281 +4大幅続伸。ビットコインによる不動産決済サービスを開始すると一昨日に発表、期待材料視される展開になったようだ。海外顧客が、売買代金相当のビットコインを同社が暗号資産交換業者に開設するウォレットに送金し、同社が不動産売却先に売買代金を日本円で決済することで、決済と物件引渡しを同時に行うことを可能にするものとされている。同サービスを通じ、ウォレットに貯まるビットコインの有効な運用も行うとしている。
<6730> アクセル 1293 +57大幅続伸。一昨日に業績・配当予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の5億円から10.9億円、前年同期比16.3%増に、通期では10億円から13.9億円、前期比4.9%減にそれぞれ引き上げ。パチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIやメモリモジュール等の製品が計画を上回る販売見通しとなっているもよう。年間配当金も従来計画の33円から49円に引き上げ、前期比では4円の増配となる。
<9759> NSD 3529 +237大幅続伸。大和証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も3600円から4200円に引き上げている。業績予想を上方修正し、26年3月期営業利益は前期比8.4%増の182.6 億円と予想。会社計画の171億円を上回ると見込んでいる。中小型SIer業界では顧客の基幹系システム刷新の需要が強く、人材ひっ迫感から単価アップが継続しやすいと指摘しているようだ。
<6089> ウィルグループ 1037 +48大幅反発。一昨日に業績予想の上方修正を発表した。上半期営業利益は従来予想の8.3億円から11億円に、通期では25億円から27.5億円にそれぞれ上方修正した。注力している建設技術者領域が堅調であるほか、セールスアウトソーシング領域など既存領域も順調に推移、海外Working事業においては円安効果が寄与しているようだ。
上振れ期待はあったとみられるが素直な反応が先行する形に。
<6070> キャリアリンク 2631 +232大幅続伸。一昨日に上半期業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の11.5億円から18.2億円にまで引き上げた。主力の事務系人材サービス事業BPO関連事業部門において、期初に想定した以上の受注が獲得できているもよう。通期予想は、下期に投資の前倒し実施などを予定し変更していないが、各種給付金支給案件を始めとする経済対策関連案件などで、業務量の増加が想定を上回る可能性もあるとしている。
<4390> ips 3740 +300大幅続伸。同社では7月30日に、日本、フィリピン、シンガポールを結ぶ新たな国際海底ケーブルのコンソーシアム形式による共同建設に参画することを決定とし、併せて同海底ケーブルに関して大口受注を獲得したと発表している。同協同建設に関して一昨日には、パートナー企業として米メタやソフトバンクなどが参画していることを明らかにしており、期待感が一段と高まる展開になっているもよう。
<4971> メック 4035 +240大幅続伸。一昨日から上げ幅を広げる展開となっている。特に新規の材料は観測されないものの、半導体関連の一角として個人投資家中心に関心が高まる状況のもよう。同社は半導体パッケージ基板の密着向上剤で世界大手。生成AI関連などにも使用される主力の「CZシリーズ」が伸長し、4-6月期の同分野売上高は前四半期比13%
増に。足元でパッケージ基板手掛けるイビデンの上昇もあり、刺激材料となっている。
<3038> 神戸物産 4056 -272大幅反落。一昨日に8月の月次動向を発表、営業利益は前年同月比33.6%増となり、25年10月期に入ってからは最大の伸び率となった。ただ、5-6月の円高反転のプラス影響が反映されるタイミングでもあり、増益率の伸長は想定線とみられているもよう。一方、店舗への商品出荷実績は既存店ベースで同0.8%増にとどまり、25年10月期では最も低い伸びとなった。前年は米価高騰の影響で米の売上が伸長していた。
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