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市況・概要 2025/02/04 09:50 一覧へ

日経平均は558円高でスタート、京セラやリクルートHDなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;39078.66;+558.57TOPIX;2753.85;+33.46

[寄り付き概況]

 4日の日経平均は558.57円高の39078.66円と反発して取引を開始した。前日3日の米国株式市場は続落。ダウ平均は122.75ドル安の44421.91ドル、ナスダックは235.48ポイント安の19391.96で取引を終了した。トランプ政権による対メキシコ、カナダ、中国関税発動への脅威が株価の重しとなり、取引開始後に大幅に下落。その後、メキシコへの関税導入の1カ月間延期が発表され警戒感が緩和し下げ幅を縮小し、ダウは一時プラス圏を回復した。ただ、警戒感はくすぶり、相場は終日軟調に推移した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の日経平均が1000円を超す大幅安となったことから、自律反発狙いや押し目待ちの買いが入りやすかった。また、昨日の米株式市場で主要指数が下落したが、トランプ大統領がメキシコ、カナダと関税発動を延期することで合意したことが安心感となった。さらに、3月決算企業の第3四半期決算発表が続いており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が株価下支え要因となった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.20%下落、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.82%下落と、ダウ平均(0.28%下落)に比べ下落率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなった。また、引き続き「トランプ関税」の影響が警戒されたが、寄付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、全業種が値上がり。その他製品、繊維製品、サービス業、輸送用機器、電気機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、住友電工<5802>、京セラ<6971>、村田製<6981>、コナミG<9766>、リクルートHD<6098>、さくら<3778>、キヤノン<7751>、日立<6501>、レーザーテック<6920>、トヨタ<7203>、TDK<6762>、三菱重<7011>、任天堂<7974>、ソニーG<6758>、アドバンテスト<6857>、味の素<2802>、ホンダ<7267>などが上昇。他方、第一三共<4568>、富士通<6702>、みずほ<8411>などが下落している。

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