日経平均は220円安でスタート、ブリヂストンやファーストリテなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;38702.54;-220.49TOPIX;2784.96;-13.11
[寄り付き概況]
4日の日経平均は220.49円安の38702.54円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日3日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は115.29ドル安の38571.03ドル、ナスダックは93.65ポイント高の16828.67で取引を終了した。5月ISM製造業景況指数が予想外に悪化したほか支払い価格も下落し利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、ダウは景気減速懸念が台頭し、売りに転じ、終日軟調に推移した。一方、ナスダックは半導体のエヌビディアの回復や金利先安観を受けた買いに底堅く推移し相場を支えた。
今日の東京株式市場は売りが先行した。外為市場で1ドル=156円10銭台と、昨日15時頃と比べ1円20銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの2日間で800円を超す上げとなったことから、目先的な戻り売りや利益確定売りが出やすかった。さらに、自動車の認証不正が見つかったことが日本企業への信頼を損なうと懸念する向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の海外市場で米長期金利が低下したことが東京市場で安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。
セクター別では、ゴム製品、鉱業、卸売業、輸送用機器、ガラス土石製品などが値下がり率上位、サービス業、空運業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ブリヂストン<5108>、日産自<7201>、ホンダ<7267>、ファーストリテ<
9983>、スズキ<7269>、INPEX<1605>、三菱商<8058>、三井物<8031>、武田薬<4502>、伊藤忠<8001>、信越化<4063>、SMC<6273>、マツダ<7261>などが下落。他方、リクルートHD<6098>、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、富士通<6702>、ルネサス<6723>、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、東電力HD<9501>、東エレク<8035>、みずほ
<8411>、エクセディ<7278>などが上昇している。
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