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銘柄/投資戦略 2026/04/07 12:07 一覧へ

ハウテレビジョン Research Memo(7):2027年1月期は営業減益を見込むも、EBITDAは増益を予想

*12:07JST ハウテレビジョン Research Memo(7):2027年1月期は営業減益を見込むも、EBITDAは増益を予想 ■ハウテレビジョン<7064>の今後の見通し

2027年1月期の連結業績予想は売上高が前期比21.2%増の3,100百万円、営業利益が同80.1%減の50百万円、経常利益が同84.7%減の38百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同72.0%減の27百万円、EBITDAが同2.7%増の447百万円としている。売上高は各サービスが高成長を継続し、過去最高を更新する見通しだ。利益面では、成長に向けた戦略投資(LIFEプラットフォームの会員及び顧客基盤拡大や「mond」の本格展開に伴うマーケティング投資、新オフィスへの拡張移転に伴う固定費増加など)により、営業利益は大幅な減益を見込んでいる。

特に、新リース会計の早期適用に伴い、家賃相当額等が減価償却費として計上される影響(新オフィスの家賃相当額約1.6億円、固定資産償却費約0.7億円を想定)が大きく、これが営業利益を押し下げる要因となっている。しかし、営業利益に減価償却費等を加えたEBITDAベースでは、実質的な増益(同2.7%増)を維持する計画である。

費用計画の内訳は、人件費が前期比18.3%増の1,243百万円、外注費が同48.1%増の650百万円、本社費用が新オフィスの家賃を減価償却費として処理するため同45.2%減の102百万円、広告宣伝費及び販促費が同59.3%増の360百万円、通信費が同28.7%増の278百万円、減価償却費が同135.9%増の368百万円、その他が同48.5%増の49百万円としている。なお、2027年1月期末時点の従業員数は、前期末の78名に対し80~90名程度を想定している。

サービス別の売上高は新卒サービスが同10.4%増の2,296百万円、中途サービスが同24.6%増の435百万円、RPOサービスが同20.8%増の116百万円、mondサービスが254百万円(前期は33百万円)、営業利益は新卒サービスが同11.8%増の1,545百万円、中途サービスが同横ばいの167百万円、RPOサービスが同12.0%増の20百万円、mondサービスが399百万円の損失(同364百万円の損失)、コーポレートが1,283百万円の損失(同952百万円の損失)の予想としている。

重点施策として、新卒サービスでは得意分野に注力した商品・企画投入による高付加価値化を推進し、顧客深耕による受注額増加、及び新卒紹介事業の拡大を図る。中途サービスでは「外資就活ドットコム」との基盤統合による会員数増加や決定単価上昇を生かして収益拡大を図る。RPOサービスは営業体制を再構築し、高品質な採用コンサルティングサービスのキャパシティ拡大を目指す。mondサービスについては収益化の推進とともに、英語圏への本格展開に着手する。また、成長性と利益率を重視し、既存事業との補完性に優れたM&A案件を精査して実行する。

費用面では、LIFEプラットフォーム事業において人的資本投資や新卒と中途をつなぐ領域での新サービス開発投資を実行する一方、知見共有プラットフォーム事業では「mond」の成長加速に向けた高度専門人材の獲得、回答者獲得マーケティング、海外拠点立ち上げへの投資を積極的に展開する。併せて全社ベースでAI活用による生産性向上投資を推進する方針だ。

期初予想は保守的である傾向が強く、大幅な増収効果や適切なコストコントロールにより、前期と同様に予想を上回る着地の余地があるものと弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)

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