日経平均は351円高でスタート、TOWAやソフトバンクGなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;38841.66;+351.49TOPIX;2765.41;+17.19
[寄り付き概況]
6日の日経平均は351.49円高の38841.66円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日5日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は96.04ドル高の38807.33ドル、ナスダックは330.86ポイント高の17187.91で取引を終了した。民間部門のADP雇用統計で伸びが予想を下回ったため早期利下げ期待を受けた買いが先行し、寄り付き後、上昇。その後発表されたISM非製造業景況指数が予想以上に成長域に改善したため長期金利の上昇に連れダウは下落に転じたが根強い年内の利下げ期待を受けた買いに終盤にかけて、再び上昇。ナスダックは半導体のエヌビディア株の続伸が連日で指数を押し上げ、終日堅調に推移し、過去最高値で終了した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.96%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4.52%上昇と、ダウ平均(0.25%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。一方、米国で明日、注目度が高い米雇用統計の5月分が発表されることから、これを見極めたいとして、積極的な買いを手控える向きがあった。また、昨日の日経平均が38500円台に位置する25日移動平均線を再び下回ったことから相場の腰の弱さを指摘する向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は5月26日-6月1日に国内株を6週連続で買い越した。買越額は2820億円だった。
セクター別では、石油石炭製品、輸送用機器、証券商品先物、非鉄金属、保険業などが値上がり率上位、繊維製品、空運業、銀行業、不動産業、水産・農林業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、TOWA<6315>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ルネサス<6723>、ディスコ<6146>、NEC<6701>、アシックス<7936>、第一三共<4568>、ソシオネクスト
<6526>、三菱重<7011>、トヨタ<7203>などが上昇。他方、レーザーテック<6920>、リクルートHD<6098>、JT<2914>、メルカリ<4385>、NTT<9432>、日産自<7201>、みずほ<8411>などが下落している。
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