日経平均は183円安でスタート、レーザーテックや第一生命HDなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;38654.09;-183.37TOPIX;2769.21;-18.27
[寄り付き概況]
5日の日経平均は183.37円安の38654.09円と続落して取引を開始した。前日4日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は140.26ドル高の38711.29ドル、ナスダックは28.38ポイント高の16857.05で取引を終了した。景気や金利を巡る不透明感に、寄り付き後、まちまち。そののち発表されたJOLT求人件数が予想を下回り9月の利下げ期待が再燃すると、相場は上昇に転じた。ナスダックは利益確定売りと、金利低下に伴う買いが交錯したが終盤にかけ、半導体のエヌビディア(NVDA)が一段高となるに連れて上昇。相場は上げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)は上昇したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落しており、東京市場で半導体関連株の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=155円30銭台と、昨日15時頃と比べ70銭ほど円高・ドル安に振れたことが、東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の日経平均が38500円台に位置する25日移動平均線を下回らずに推移したことから、相場の腰の強さを指摘する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日はアストロスケールホールディングス<186A>が東証グロースに上場した。日本時間10時45分に5月の財新中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される。
セクター別では、鉱業、保険業、銀行業、輸送用機器、卸売業などが値下がり率上位、医薬品、精密機器、電気・ガス業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、レーザーテック<6920>、ミラースHD<8897>、川崎船<9107>、第一生命HD<8750>、リクルートHD<6098>、丸紅<8002>、三井物<8031>、ホンダ<7267>、SMC
<6273>、INPEX<1605>、日産自<7201>、野村<8604>などが下落。他方、ニトリHD<9843>、楽天グループ<4755>、第一三共<4568>などが上昇している。
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