東証グロース市場250指数先物見通し:上値追いか
*08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:上値追いか
本日の東証グロース市場250指数先物は、上値追いを予想する。前日11日のダウ平均は123.24ドル高の44,593.65ドル、ナスダックは70.41pt安の19,643.86ptで取引を終了した。トランプ大統領が鉄鋼・アルミへの25%関税賦課する大統領令に署名したことを受け貿易摩擦の深刻化を警戒した売りに、寄り付き後、下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は上院銀行委公聴会で証言し利下げを急ぐ必要がないと改めて表明したため金利高でハイテクが売られた。同時に、議長がインフレの一段の鈍化が見たいと、利下げ軌道を再確認すると売りが後退。ダウは上昇に転じ、終盤にかけて上げ幅を拡大。ナスダックはプラス圏を回復できずまちまちで終了した。まちまちで終了した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は上値追いを予想する。このところ、米国株や日経平均株価との相関性は著しく低下、独歩高を続けており、同様の動きが継続すると思われる。金利上昇を理由に上値を抑制されていた後だけに、割高感を指摘する見方も少なく、利益確定売りを吸収できるだけの買いニーズがありそうだ。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比9pt高の686ptで終えている。上値のメドは700pt、下値のメドは675ptとする。
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