東証グロ-ス指数は続伸、決算銘柄などに活発な物色
*16:59JST 東証グロ-ス指数は続伸、決算銘柄などに活発な物色
東証グロース市場指数 878.30 +5.67/出来高 1億6625万株/売買代金 1462億円東証グロース市場250指数 688.86 +4.60/出来高 1億1746万株/売買代金 1285億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって続伸。値上がり銘柄数は345、値下がり銘柄数は224、変わらずは39。
9日の米国市場でダウ平均は119.07ドル安の41249.38ドル、ナスダックは0.78ポイント高の17928.92で取引を終了。英国との通商協定合意を受け、さらなる協議進展期待から寄り付き後、上昇。トランプ大統領が対中関税80%へ引き下げを示唆したことは好感材料となったものの、報道官が無条件での引下げはないことを明らかにすると、相場は売りに転じた。対中通商協議を控え、不透明感がくすぶりダウは終盤にかけ下げ幅を拡大。一方、ハイテクは底堅くナスダックはかろうじてプラス圏を維持し、まちまちで終了した。
こうした米国市場の流れを横目に、東証グロース市場指数は上昇して始まった。
前場中頃には880.10ptまで上げ幅を広げたものの、日経平均が前引けにかけて上げ幅を縮めたこともあり、同様の動きをみせた。後場も日経平均同様にマイナスに転じて始まったものの、相対的な底堅さを見せ、すぐに切り返すとそのまま寄り付き水準を順調に回復。その後はやや保ち合い気味の動きとなったものの、中頃から再度強含んだ。
個別では、32.68%高となったユニポス<6550>が上昇率トップに。25年3月期実績と26年3月期見通しが材料視された。好調な4月の月次業績が材料視されたyutori<5892>、26年3月期見通しが好感されたフォースタ<7089>、25年6月期通期業績予想の上方修正を発表したテックファム<3625>なども買われた。売買代金上位銘柄では、ispace<9348>、QPS研究所<5595>などが上昇。その他値上がり率上位銘柄では、カウリス<153A>、Birdman<7063>、タカヨシHD<9259>などがランクイン。
一方、第1四半期決算が嫌気され25.66%安となった日本ホスピス<7061>が下落率トップに。利益急減の26年3月期見通しが嫌気されたイシン<143A>なども大幅に売られた。売買代金上位銘柄では、サンバイオ<4592>、カバー<5253>などが下落。その他値下がり率上位銘柄では、いつも<7694>、スマサポ<9342>、kubell<4448>などがランクイン。
なお、東証グロース市場Core指数の構成銘柄では、セーフィー<4375>やトライト<
9164>などが上昇した反面、GENDA<9166>などが下落。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 6550|ユニポス | 203| 50| 32.68|
2| 7089|フォースタ | 1398| 278| 24.82|
3| 153A|カウリス | 1576| 300| 23.51|
4| 5892|yutori | 2751| 500| 22.21|
5| 3625|テックファム | 787| 100| 14.56|
6| 9348|ispace | 1297| 162| 14.27|
7| 7063|バードマン | 239| 29| 13.81|
8| 9259|タカヨシ | 680| 82| 13.71|
9| 5595|QPS研究所 | 1624| 156| 10.63|
10| 299A|dely | 1524| 138| 9.96|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 7061|日本ホスピス | 1159| -400| -25.66|
2| 7694|いつも | 620| -120| -16.22|
3| 143A|イシン | 841| -108| -11.38|
4| 9342|スマサポ | 1030| -118| -10.28|
5| 4448|kubell | 456| -43| -8.62|
6| 9227|マイクロ波化学 | 464| -41| -8.12|
7| 4060|rakumo | 841| -64| -7.07|
8| 7777|3Dマトリクス | 124| -9| -6.77|
9| 3929|ソシャルワイヤ | 245| -17| -6.49|
10| 4393|バンクオブイノベ | 9930| -650| -6.14|
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