国内政局の不透明感後退などを背景に買い先行
*08:25JST 国内政局の不透明感後退などを背景に買い先行
[本日の想定レンジ]
17日のNYダウは238.37ドル高の46190.61ドル、ナスダック総合指数は117.434pt高の
22679.97pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比695円高の48245円だった。本日は前週末の米国株の上昇や国内政局の不透明感後退などを映して買い戻しの動きが予想される。トランプ米大統領は17日放送の米テレビ番組で、11月から課すとしている100%の対中追加関税は「持続可能ではない」と述べ、これまでの強硬姿勢を修正。米中首脳会談を2週間後に予定していると語った。また、米地銀のフィフス・サード・バンコープが17日に発表した2025年7〜9月期決算が市場予想を上回ったことも不安後退につながった。これを受け、東京市場の重荷となっていた米地銀不安や米中貿易摩擦激化への懸念後退が支えになるだろう。一方、国内では、21日の首相指名選挙、並びに連立協議の行方が注目されよう。日本維新の会は20日、自民党との連立政権樹立に向けた合意書に署名する見通しで、臨時国会が召集される21 日に高市早苗氏が新首相に指名される見込みだ。このため、国内の政治不安に対する不透明感の後退も投資家心理の好転に寄与するだろう。ただ、高市首相誕生は相当程度織り込んでいる面もあり、材料出尽くしと受け止められる可能性もある。また、米政府機関の一部閉鎖が長期化しており、米景気への悪影響が警戒されるほか、米中関係の行方など関連報道を確認しながら、今週は不安定な値動きとなることも予想される。上値メドは、9日の高値(48597円)や心理的な節目の49000円、50000円、下値メドは、心理的節目の47000円や46500円、25日移動平均線(45881円)などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限48600円-下限47800円
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