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市況・概要 2025/01/22 08:33 一覧へ

ソフトバンクGが日経平均株価をけん引

*08:33JST ソフトバンクGが日経平均株価をけん引  22日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。21日の米国市場は、NYダウが537ドル高、ナスダックは126ポイント高だった。米大統領に就任したトランプ氏が初日に新たな関税を発動しなかったことが安心感につながった。また、ソフトバンクG<9984>など民間企業3社による大規模な人工知能(AI)インフラ投資の報道なども好材料視された。シカゴ日経225先物は大阪比315円高の39275円。円相場は1ドル155円40銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで75日線を上回っては始まり、25日線を捉えてきた。前日の上昇で上値を抑えられた同線を再び捉えてきたことから、売り方の買い戻しを誘う形に向かわせそうだ。また、トランプ氏は米国のAIインフラに巨額投資する方針との報道を受けて、ソフトバンクGはADRで3%近く上昇している。エヌビディアなど半導体株の一角も買われており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への広がりが見込まれる。

 値がさハイテク株が日経平均型をけん引する形となるなか、先物同様、25日線を上回ってくるようだと、節目の39500円辺りが目先のターゲットとして意識されてくる可能性はある。一目均衡表では直近で割り込んだ雲を前日の上昇で辛うじて上回ってきている。本日の上昇で雲を明確に上放れてくる可能性もあり、シグナル好転で上へのトレンドが強まりやすくなりそうだ。

 トランプ大統領は対中10%関税について協議していると一部報じられており、積極的な売買は手控えられる可能性はあるものの、調整局面での押し目買い意欲は強そうだ。また、AIインフラ投資報道を受けて、中小型のAI関連などにも短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。
<AK>

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