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市況・概要 2025/02/10 12:29 一覧へ

注目銘柄ダイジェスト(前場):ディーエヌエー、ぐるなび、太陽誘電など

*12:29JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ディーエヌエー、ぐるなび、太陽誘電など 東亜建<1885>:1375(+185円)
大幅続伸。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は164億円で前年同期比21.0%増となり、通期予想は従来の146億円から192億円、前期比11.4%増に上方修正。国内土木事業における売上高の増加、海外事業における大型工事の利益率の改善などが上振れ要因となっているもよう。上半期決算時に続く上方修正となる形に。また、年間配当金も従来計画の54円から71円、実質前期比31円の増配ひ引き上げると発表している。


ぐるなび<2440>:339円(+57円)
大幅続伸。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は6.1億円で前年同期0.2億円から急拡大、据え置きの通期予想2.4億円を大幅に超過する状況となっている。10-12月期も3.3億円で前年同期比3.5倍の水準に。飲食店販促サービスが順調に拡大し、プロモーション売上にかかる費用などは減少のもよう。また、A種優先株式の全部取得及び消却の実施も発表している。


太陽誘電<6976>:2638円(+370円)
大幅続伸。先週末に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は8.3億円で前年同期比83.1%減となり、一過性費用を除けばほぼ市場想定線とみられる。一方、通期予想は従来の76億円から100億円、前期比10.1%増に上方修正している。稼働率の上昇や為替効果が背景となるようだ。上半期決算時点では200億円から76億円に大幅下方修正していたことから、過度な警戒感の後退にはつながっているもよう。


ディーエヌエー<2432>:3732円(+700円)
ストップ高。先週末に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は155億円となり、前四半期の36億円から大幅に拡大している。前年同期は324億円の赤字であった。ポケモンとの協業スマホゲーム「ポケポケ」のヒットによって、ゲーム事業が大幅に収益を改善させた。期待感は先行していたとみられるが、市場予想は100億円程度であったとみられ、収益水準は想定以上に膨らんだとの見方が優勢。


JIA<7172>:1520円 カ -
ストップ高買い気配。先週末に24年12月期の決算を発表、営業利益は121億円で前期比2.2倍となり、25年12月期も181億円、同49.6%増と大幅増益の見通しとしている。加えて、配当方針の変更を発表しており、インパクトにつながっているもよう。今期から配当性向をこれまでの20%以上から50%以上に引き上げるとし、25年12月期年間配当金は前期比60円増の87円を計画している。利回り妙味が急速に高まる展開へ。


ネクストジェン<3842>:1123円(-9円)
反落。25年3月期第3四半期の業績を発表、売上高は企業向け専用ハードウェア電話交換システム(PBX)の生産終了などによって、クラウドPBXやソフトウェアPBXの需要が拡大したことなどで25.13億円(前年同期比5.5%増)と増加、損益面については増収と外注費などのコスト削減により売上総利益は9.69億円(同4.5%増)、営業利益は1.68億円(同136.1%増)、経常利益は1.60億円(同145.2%増)と順調だった。ただ、株価へのポジティブな影響は限定的となっている。


WDBココ<7079>:3390円(0円)
もみ合い。7日の取引終了後に25年3月期の業績予想を上方修正したことを発表した。売上高を50.11億円から52.00億円(3.8%増)へ、経常利益を10.50億円から12.00億円(14.3%増)へ上方修正した。売上高については既存案件および新規案件が堅調に推移し、利益面については各案件における業務効率化が計画水準を超えて進捗したことから、前回予想を上回る見込みとしており、減益率が縮小する見通しとなったことを好感した買いが先行したものの上値は重い。


テックファム<3625>:721円(+100円)
ストップ高。25年6月期通期業績予想の上方修正を好材料視されている。売上高を58億円から62億円(6.9%増)へ、経常利益を3.9億円から5.5億円(41.0%増)へ上方修正した。売上高はICTソリューション事業で複数の新規大型案件の受注などにより増加する見込み。利益は売上高の増加のほか、安定化に向けた取り組みの効果により大幅な不採算案件が発生していないこと、複数の新規大型案件において利益率が高い上流工程フェーズのプロジェクトが重なったことなどにより増加する見込みとしている。 <ST>

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