日経VI:上昇、株価大幅安で警戒感強まる
*16:35JST 日経VI:上昇、株価大幅安で警戒感強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12月1日、前日比+2.47(上昇率8.95%)の30.08と上昇した。なお、高値は30.52、安値は27.61。日経225先物は先週末までの3日続伸で1650円上昇したことから、今日は短期的な戻り待ちの売りが出やすく、また、国内長期金利が上昇したことに加え、12月利上げに対する警戒感も強まったことなどが株価の重しとなり、日経225先物は取引開始後に売り優勢の展開となった。先週末の米国株高を受け、今日は株価上昇を見込んでいた向きが多かったが、意に反して株価が大幅安となったことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは先週末の水準を上回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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