概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は反発、原油とレアルが同時高
*09:58JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は反発、原油とレアルが同時高
【ブラジル】ボベスパ指数146424.94 +0.91%
23日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1315.69ポイント高(+0.91%)の146424.94で引けた。日中の取引レンジは145,106.58-147,178.47となった。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。原油価格と通貨レアルの同時高を受け、資源銘柄を中心に買いが広がった。一方、指数の上値は重い。米株の下落などが足かせとなった。また、利下げの見送りなども引き続き嫌気された。
【ロシア】MOEX指数 2758.65 +0.64%
23日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比17.59ポイント高(+0.64%)の2758.65となった。日中の取引レンジは2733.36-2769.88となった。
前半はマイナス圏に転じる場面もあったが、その後は再び買い戻された。原油価格の上昇が支援材料。また、最近の下落で値ごろ感も強まった。一方、指数の上値は重い。ウクライナ情勢の不透明感などが引き続き指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 82102.10 -0.07%
23日のインド株式市場は弱含み。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比57.87ポイント安(-0.07%)の82102.10、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同32.85ポイント安(-0.13%)の25169.50で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅を縮小させ、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。米政府がIT人材「H-1B」ビザ申請を厳格化していることが引き続き対象セクターの圧迫材料。また、米高関税政策がインドの農村部経済に悪影響を与えていることも引き続き嫌気された。
【中国】上海総合指数は3821.83 -0.18%
23日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比6.74ポイント0.13%(-0.18%)の3821.83ポイントと反落。中国の金融政策は国内事情を考慮して利下げを急がない姿勢を維持しており、22日公表された9月の最優遇貸出金利(LPR)は4カ月連続で据え置きとなったことが前日に続いて嫌気されたようだ。
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