新興市場銘柄ダイジェスト:オキサイドは大幅に続伸、地盤ネットHDがストップ高
*16:09JST 新興市場銘柄ダイジェスト:オキサイドは大幅に続伸、地盤ネットHDがストップ高
<6521> オキサイド 3510 +455
大幅に続伸。韓国の国家研究機関である韓国光技術院(KOPTI)と光学部品の技術開発連携でMOU(Memorandum of Understanding、基本合意書)を締結したと発表している。日韓合同の素材・部品技術開発プロジェクトが24年から5年間行われる計画で、目標は素材・部品技術でのグローバル・バリューチェーンの確立。KOPTIはオキサイドをパートナーとして選定し、韓国での新たな光コンバージェンス技術の創出をテーマとして提案したという。
<6027> 弁護士コム 4430 +150
大幅に続伸。栃木県鹿沼市が自社の契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」を導入したと発表している。行政改革の一環として進めている入札・契約業務の効率化が目的で、事業者の事務負担や印紙税等の費用負担の軽減のほか、市の契約書作成に要する時間短縮や紙の削減によるSDGsへの貢献などが期待されるとしている。全国の自治体でのクラウドサインの導入シェア率は70%となった。
<9238> バリューC 2304 -173
大幅に続落。22日に新規上場して公開価格(1790円)を上回る3090円で初値を付けた後、一時3340円まで上伸したが、その後は利益確定売りが続いている。主力のマーケティングDX事業の堅調を背景に24年2月期の営業利益予想を前期比44.5%増の1.63億円と見込んでおり、好業績に対する期待から高い初値を付けた。ただ、新規株式公開(IPO)ラッシュを来月に控え、投資資金を確保するための換金売りが出ているようだ。
<5243> note 595 +57
大幅に続伸。情報番組の予告で「『note』を使った儲かりの秘密に迫る」と題し、12月3日の放送でnoteが取り上げられることが明らかになり、買い手掛かりとなっている。予告によると、「誰でも記事が売れる会社」としてnoteで執筆しているクリエイターなどが登場する模様。情報番組で紹介されることで認知度が向上するとの期待に加え、子会社を設立してAI領域での事業展開に取り組むと22日に開示したことも引き続き買い要因となっているようだ。
<6072> 地盤ネットHD 150 +50
ストップ高。子会社の地盤ネット(東京都新宿区)が持つ3Dスキャン撮影とBIMモデリングを活用した既存建物のデジタルツイン化技術が京都市で採用されたと発表している。同技術では、図面が無い既存建築物をデジタル化し、維持管理や修繕・改修計画をシミュレーションできる。今後、京町屋・伝統工法の建物の中からデジタル化する物件を選定し、順次デジタルツインデータを蓄積させていくとしている。
<6574> コンヴァノ 540 +80
ストップ高。第三者割当で新株206万株を発行すると発表している。発行済株式総数に対する比率は90.7%。割当先は筆頭株主の青木剛志氏で、募集後の持株比率は72.28%となる。調達資金の約10.17億円は借入金の返済(5.00億円)のほか、社内システム・ITインフラの構築、DX推進費用(2.44億円)や店舗補修費用(1.20億円)、新規採用する従業員の給付費用(0.94億円)などに充てる。
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