東証グロ－ス指数は小幅に4日ぶり反発、前日終値はさみ方向感定まらず
*16:55JST 東証グロ－ス指数は小幅に4日ぶり反発、前日終値はさみ方向感定まらず
東証グロース市場指数 993.05 ＋2.40／出来高 3億1970万株／売買代金 1469億円東証グロース市場250指数 759.64 ＋2.16／出来高 1億3376万株／売買代金 1017億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって小幅に4日ぶり反発。値上がり銘柄数は293、値下がり銘柄数は268、変わらずは44。
前日3日の米株式市場でダウ平均は小幅に3日続落。JOLT求人件数が予想を下回ったことに加え、連邦準備制度理事会（FRB）が公表した地区連銀経済報告（ベージュブック）でも景気の減速が明らかになり、株価の重しとなった。一方、ハイテク株の上昇や長期金利の低下を好感し、ナスダックは終日堅調に推移した。
今日のグロ－ス市場は前日終値をはさんで方向感の定まらない展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は0.17％
高となった。昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や機関投資家が運用指標とするS&P500が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことも買い安心感となり、株価下支え要因となった。一方、昨日は東証グロース市場指数が2％
を超す大幅安となる中で東証グロース市場の売買高は4億株を超すなど売り圧力が強く、今日も上値は抑えられる展開となり、こうした状況から、今日の東証グロース市場指数は前日終値をはさんで方向感の定まらない動きとなった。
個別では、光通信が大量保有報告書を提出したココルポート<9346>、引き続き中国での「Kubota Glass」の販売特約店契約が手掛かりとなった窪田製薬HD<4596>、前々日ストップ高のあと前日一息入れ買い人気が継続したジィ・シィ企画<4073>、25日線に下から絡み始め先高期待が高まったFRONTEO<2158>が上げた。時価総額上位銘柄では、フリー<4478>やサンバイオ<4592>が上昇。値上がり率上位には、BCC<7376>、リファインバスG<7375>などが顔を出した。
一方、25日線が上値を阻む形となったデータセク<3905>、前日大幅安の売り地合いが継続したアルファクス<3814>、25日線を下回り見切り売りも出たコンヴァノ<6574>、前日に200日線下回り見切り売りも出たジェリビンズ<3070>が下げた。時価総額上位銘柄では、タイミー<215A>やGENDA<9166>が下落。値下がり率上位には、アクセルM<3624>、ソフトフロン<2321>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4596|窪田製薬ＨＤ | 121| 28| 30.11|
2| 7376|ＢＣＣ | 2233| 400| 21.82|
3| 2158|ＦＲＯＮＴＥＯ | 938| 150| 19.04|
4| 7375|リファインバスＧ | 1214| 154| 14.53|
5| 4073|ジィ・シィ企画 | 816| 88| 12.09|
6| 298A|ＧＶＡＴＥＣＨ | 780| 77| 10.95|
7| 9346|ココルポート | 1800| 170| 10.43|
8| 319A|技術承継機構 | 6480| 610| 10.39|
9| 5247|ＢＴＭ | 977| 82| 9.16|
10| 7707|ＰＳＳ | 215| 15| 7.50|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3814|アルファクス | 116| -32| -21.62|
2| 3905|データセク | 2560| -276| -9.73|
3| 3624|アクセルＭ | 121| -12| -9.02|
4| 2321|ソフトフロン | 186| -17| -8.37|
5| 4594|ブライトパス | 77| -6| -7.23|
6| 4495|アイキューブド | 2239| -164| -6.82|
7| 4316|ビーマップ | 1378| -96| -6.51|
8| 4840|トライアイズ | 444| -30| -6.33|
9| 387A|フラー | 2320| -151| -6.11|
10| 3070|ジェリービーンズＧ | 126| -8| -5.97|
＜SK＞
