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市況・概要 2025/03/05 11:56 一覧へ

注目銘柄ダイジェスト(前場):高圧ガス、内田洋行、DyDoなど

*11:56JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):高圧ガス、内田洋行、DyDoなど DyDo<2590>:2732円(-263円)
大幅続落。前日に25年1月期の決算を発表、営業利益は47.9億円で前期比28.3%増となり、従来予想の44億円を上振れている。創業50周年記念配当の実施で、期末配当金も従来計画の15円から25円に引き上げ。一方、26年1月期はトルコ飲料事業における為替及びインフレ見通しが不透明として、業績予想は未定としているが、超インフレ会計適用前ベースでは、営業利益は前期57.2億円から50億円へと減益予想になっている。


横河電<6841>:2969.5円(+153円)
大幅反発。発行済み株式数の4.61%に当たる1200万株、200億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は3月5日から12月末日までとしているもよう。目標とする戦略投資に必要なキャッシュは十分に確保できており、今後の事業環境、資本・財務状況、現在の株価水準などを総合的に勘案したとしている。株価は昨年来安値圏にある中、今後の需給改善を期待する動きが優勢になっている。


内田洋行<8057>:7640円(+800円)
大幅反発。前日に上半期の決算を発表、営業利益は36.2億円で前年同期比21.1%増となり、第1四半期の同48.6%減から増益転換。通期予想は従来の100億円から105億円、前期比12.4%増に上方修正している。上半期は民需を中心に想定をやや上回る推移となり、下半期には自治体の標準化案件などがスタートするもよう。第1四半期実績から見て、上方修正にはポジティブなインパクトが先行のようだ。


マルマエ<6264>:1518円(+100円)
大幅反発。上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の7億円から9.4億円に引き上げ、前年同期は0.8億円の赤字であった。半導体分野において、懸案であった消耗品の過剰在庫の解消傾向が出てきたことで、想定以上に受注が好調であったもよう。通期予想は据え置いている。また、アルミニウム製品を手掛けるKMアルミニウムの子会社化も発表、第3四半期決算から連結化の予定。


高圧ガス<4097>:832円(+93円)
大幅反発。株式売出の中止を発表している。子会社の財務情報に関連して確認すべき事項が発生し、確認に時間を要するものと判断したためのようだ。同社では2月21日、デンカなどを中心とした478万3000株の売出、オーバーアロットメントによる最大71万7000株の売出実施を発表しており、4日から売出価格決定期間入りとなっていた。売出中心を受けて買い戻しの動きが先行する形に。なお、売出発表前の株価は859円であった。


弁護士コム<6027>:2763円(+23円)
4日ぶり反発。自社が提供する契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」について、新潟県内の10の自治体、富山県内の10の自治体で導入・支援を行ったと発表している。クラウドサインは、契約の締結から管理、AIレビューまで一貫してデジタル上で完結できるプラットフォーム。全国自治体のクラウドサインの導入シェア率は約70%になったとされ、普及が成長の後押しになるとの見方から買われているようだ。


FRONTEO<2158>:604円(+19円)
大幅に反発。塩野義製薬<4507>と共同開発している「会話型 認知機能検査用AIプログラム医療機器(SDS-881)」について、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に治験届を提出したと発表している。SDS-881は、患者と医療従事者の10分以上の自由会話を自社開発の特化型AI「KIBIT」を活用することで、認知機能低下の可能性の有無などを短時間かつ高精度に判定するという。


夢展望<3185>:146円(+5円)
大幅に続伸。海外販売強化の一環として、越境ECプラットフォーム「eBay」に新たに出店すると発表している。eBayは世界190の国と地域に展開しており、1.34億人のユーザーを有する世界最大級のECプラットフォームで、夢展望が展開するファッションアイテムやアニメ・ゲームキャラクターとのコラボアイテムと親和性が高いという。今後、欧米市場で主力ブランド「DearMyLove」の販売拡大を推進していく。 <ST>

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