東証グロ-ス指数は小幅に3日続伸、強弱材料混在し方向感定まらず
*16:49JST 東証グロ-ス指数は小幅に3日続伸、強弱材料混在し方向感定まらず
東証グロース市場指数 976.08 +0.90/出来高 3億6827万株/売買代金 2167億円東証グロース市場250指数 752.52 +0.72/出来高 2億6122万株/売買代金 1884億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって小幅に3日続伸。値上がり銘柄数は260、値下がり銘柄数は300、変わらずは42。
前日6日の米株式市場でダウ平均は小幅に7日ぶり反落。オープンAIとAMDとの資本・業務提携などが好感され株価の支えとなった。一方、金利の上昇や高値警戒感が株価の重しとなった。人工知能(AI)関連事業への期待感が根強く、ナスダックは終日堅調に推移し過去最高値を更新した。
今日のグロ-ス市場は方向感の定まらない展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は0.33%高となった。東証グロース市場指数は昨日までの続伸で4.56%上昇したことから、戻り待ちの売りも出やすく、取引開始後は売りが優勢の展開となった。また、昨日の海外市場で米長期金利が強含みで推移したことも新興市場の株価の重しとなった。一方、高市自民党新総裁の政策への期待感は強く、売り一巡後は買いが優勢の展開となった。また、日経平均が昨日の大幅高に続き本日も取引開始後に上昇する一方、新興市場の出遅れ感が強まっており、東証グロース市場指数は午後はプラス圏で堅調な推移となる場面があった。しかし、上値追いには慎重で、後場中頃からは伸び悩む展開となった。
個別では、サウジアラビア政府の医療研究機関と抗加齢・長寿作用の研究などで基本合意レナサイエンス<4889>、「ホウ素中性子捕捉療法」の効果高める技術を開発したと報じられたステラファーマ<4888>、秘密分散技術のSDK「ZENMU Engine」を搭載した次世代ファイル交換システムが26年1月から販売されると発表したZenmu<338A>、9月18日の高値を更新し先高期待が高まったブロードエンター<4415>が上げた。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やサンバイオ<4592>が上昇。値上がり率上位には、デリバリコンサル<9240>、ACSL<6232>などが顔を出した。
一方、前日急伸の反動安となったフーバーブレイン<3927>、前日高値でひとまず達成感が意識されたWOLVES<194A>、25日線が上値を抑える形となったアクセルスペース<402A>、前日ストップ高の余勢を駆って上伸して始まるが失速したビーマップ<
4316>が下げた。時価総額上位銘柄では、MTG<7806>やGNI<2160>が下落。値下がり率上位には、データセク<3905>、D&Mカンパニー<189A>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4889|レナサイエンス | 2034| 400| 24.48|
2| 9240|デリバリコンサル | 932| 150| 19.18|
3| 338A|Zenmu | 7180| 1000| 16.18|
4| 4415|ブロードエンター | 1130| 150| 15.31|
5| 6232|ACSL | 1149| 128| 12.54|
6| 6597|HPCシス | 2071| 224| 12.13|
7| 2370|MDNT | 39| 4| 11.43|
8| 278A|テラドローン | 3550| 335| 10.42|
9| 415A|GMOTE-HD | 5430| 505| 10.25|
10| 7409|AeroEdge | 5490| 450| 8.93|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3905|データセク | 1899| -301| -13.68|
2| 3664|モブキャスト | 67| -8| -10.67|
3| 189A|D&Mカンパニー | 1346| -153| -10.21|
4| 299A|クラシル | 1550| -136| -8.07|
5| 194A|WOLVES | 1085| -87| -7.42|
6| 4316|ビーマップ | 1213| -97| -7.40|
7| 3927|F-ブレイン | 807| -64| -7.35|
8| 7068|FフォースG | 658| -50| -7.06|
9| 4056|ニューラル | 653| -47| -6.71|
10| 5256|Fusic | 3070| -210| -6.40|
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