東証グロ-ス指数は小幅に4日続落、方向感に欠ける展開
*16:54JST 東証グロ-ス指数は小幅に4日続落、方向感に欠ける展開
東証グロース市場指数 969.01 -0.43/出来高 1億1859万株/売買代金 1274億円東証マザーズ指数 758.09 -0.52/出来高 8214万株/売買代金 1043億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって小幅に4営業日続落。値下がり銘柄数は215、値上がり銘柄数は288、変わらずは38。
本日のグロース市場は、方向感に欠ける展開となった。9月1日の米国市場でダウ平均は115.80ドル高の34837.71ドル、ナスダックは3.15ポイント安の14031.82で取引を終了。8月雇用統計の結果が労働市場減速の証拠となり、追加利上げ観測が後退、買いが先行して始まった、しかし、その後に発表されたISM製造業景況指数や建設支出が予想を上回り金利が上昇に転じると、特にハイテクの売りが強まり、ナスダック総合指数は下落に転じた。ダウ平均はソフトランディング(軟着陸)期待を背景とした買いが下値を支えてプラス圏を保ち、まちまちで終了。こうした米株市場の動きを横目に、本日の東証グロ-ス指数は小幅に4日続落した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位銘柄中心に構成される東証グロース市場Core指数はどちらも上昇スタートしたものの、すぐに両指数ともにマイナス転換。その後下げ渋りプラス圏に浮上するも、買いは続かず再びマイナスに転じるなど、終日方向感に欠ける動きだった。なお、東証マザーズ指数は0.07%安、東証グロース市場Core指数は0.29%安。
個別では、アクアライン<6173>が14.57%安で値下がり率トップに。また、23年8月期予想の上方修正を評価する形で足元で急伸していたエヌ・ピー・シー<6255>は反動安。直近IPOのインバウンドPF<5587>も換金売りに押された。売買代金上位銘柄では、BASE<4477>やマイクロアド<9553>などが軟調に推移、その他値下り率上位には、地域新聞社<2164>、jig.jp<5244>などが顔を出した。
一方、アーキテクツSJ<6085>が20.60%高で値上がり率トップに。引き続き低位株への物色が散見され海帆<3133>やサマンサJP<7829>などが大幅高となった他、「宇宙ビジネス活性化へ、JAXAを通じて企業・大学に100億円支援」との報道が材料視されispace<9348>にも関心が向かった。売買代金上位銘柄では、GNI<2160>やカバー<5253>などが堅調に推移、その他値上がり率上位には、JMC<5704>、松屋R&D<7317>などが顔を出した。
東証グロース市場Core指数では、弁護士ドットコム<6027>などが上昇した一方、ビジョナル<4194>などが下落。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 6085|アキテクツSJ | 878| 150| 20.60|
2| 5704|JMC | 1115| 150| 15.54|
3| 7317|松屋R&D | 719| 86| 13.59|
4| 4438|Welby | 542| 60| 12.45|
5| 7369|メイホーHD | 2859| 289| 11.25|
6| 3133|海帆 | 628| 59| 10.37|
7| 5575|Globee | 2305| 205| 9.76|
8| 5586|LaboroAI | 1222| 92| 8.14|
9| 6026|GMOTECH | 4150| 285| 7.37|
10| 5574|ABEJA | 5660| 380| 7.20|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 6173|アクアライン | 1003| -171| -14.57|
2| 6255|NPC | 667| -78| -10.47|
3| 2164|地域新聞社 | 385| -39| -9.20|
4| 5587|インバウンドPF | 2202| -196| -8.17|
5| 5244|jig.Jp | 444| -39| -8.07|
6| 7047|ポート | 2615| -226| -7.95|
7| 4015|アララ | 800| -69| -7.94|
8| 3842|ネクストジェン | 765| -47| -5.79|
9| 9158|シーユーシー | 2817| -165| -5.53|
10| 4375|セーフィー | 834| -48| -5.44|
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