日経平均は65円高でスタート、ニトリHDやソフトバンクGなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;33453.15;+65.12TOPIX;2372.59;-0.01
[寄り付き概況]
21日の日経平均は65.12円高の33453.15円と反発して取引を開始した。前日20日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は203.76ドル高の35,151.04ドル、ナスダックは159.05ポイント高の14,284.54で取引を終了した。感謝祭の翌日ブラックフライデーや翌週の月曜日のサイバーマンデーなどでの消費者の支出が高インフレにもかかわらず過去最高規模に達するとの調査結果などを受け期待感から買われ、寄り付き後、上昇。その後もソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)の上昇が相場全体を一段と押し上げた。さらに。終盤にかけて20年債入札の好結果を受け長期金利が低下転じると、一段高となった。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.13%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.52%上昇と、ダウ平均(0.58%上昇)に比べ上昇率が高く、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、日経平均は昨日下落したものの、5日移動平均線を下回る場面はなかったほか、25日線や13週線など主要移動平均線が上向き推移となっていることなどから、上昇トレンドは継続しているとの指摘もあった。一方、外為市場で1ドル=148円30銭台と、昨日15時頃と比べ80銭ほど円高・ドル安水準となったことが、東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。また、日経平均は昨日、年初来高値を一時更新したが、朝高の後に下げに転じたことから、株価の上値は重いとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、海運業、情報・通信業、鉱業、電気機器、サービス業などが値上がり率上位、卸売業、ゴム製品、保険業、輸送用機器、石油石炭製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、アドバンテスト<6857>、ニトリHD<9843>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、第一三共<4568>、郵船<9101>、東エレク<8035>、パナHD<6752>、ソシオネクスト
<6526>、ルネサス<6723>、日立<6501>、リクルートHD<6098>、SMC<6273>などが上昇。他方、マツダ<7261>、伊藤忠<8001>、スズキ<7269>、SUBARU<7270>、ホンダ<7267>、日産自<7201>、デンソー<6902>、味の素<2802>、ゆうちょ銀行<7182>、東京海上HD<8766>、コマツ<6301>、三井物<8031>、三菱商<8058>、中外薬<4519>などが下落している。
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