グリムス Research Memo(4):2026年3月期は、売上高・営業利益が過去最高を更新する好決算(2)
*11:44JST グリムス Research Memo(4):2026年3月期は、売上高・営業利益が過去最高を更新する好決算(2)
■グリムス<3150>の業績動向
3. 財務状況及びキャッシュ・フローの状況
2026年3月期末の財務状況は、現金及び預金が2,472百万円増の一方、受取手形、売掛金及び契約資産が281百万円、商品が256百万円減少したことなどから、流動資産は前期末比2,239百万円増の23,758百万円となった。また、機械及び装置が783百万円、建設仮勘定が968百万円増加した一方で、資金運用のための投資有価証券が1,334百万円減少したことなどから、固定資産は同392百万円増の4,908百万円となった。以上から、資産合計は同2,632百万円増の28,666百万円となった。
負債では、支払手形及び買掛金が322百万円、1年内返済予定の長期借入金が29百万円、未払金が132百万円、未払消費税等が188百万円減少の一方、賞与引当金が158百万円増加したことなどから、流動負債が同585百万円減の6,462百万円となった。また、長期借入金の3百万円減少などにより、固定負債は同31百万円減の2,645百万円となり、負債合計は同617百万円減の9,108百万円であった。うち有利子負債は、同33百万円減の3,658百万円であった。純資産合計は、親会社株主に係る包括利益が5,149百万円増加した一方、剰余金の配当で1,940百万円減少したことなどから、同3,249百万円増の19,558百万円であった。
以上の結果、2026年3月期の自己資本比率は68.0%(前期比5.7ポイント上昇)と高水準で、財務の健全性は極めて高く良好な財務基盤を維持していると評価できる。また、ROAは26.7%(同1.2ポイント低下)、ROEは27.4%(同3.9ポイント低下)であったが、引き続き収益性も極めて高い。実際、日本取引所グループ<8697>の上場会社決算短信集計の直近のデータによれば、2026年3月期決算のプライム市場上場会社(全産業)の自己資本比率34.25%、ROA4.72%、ROE9.44%を、同社グループの数字は大きく上回っている。
キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動により得られた資金は5,099百万円(前期は4,648百万円の収入)となった。これは、税金等調整前当期純利益7,183百万円などにより資金が増加した一方、法人税等の支払2,298百万円などの資金の減少によるものである。投資活動により支出した資金は703百万円(同3百万円の収入)となった。これは、有形固定資産の取得1,959百万円などにより資金が減少した一方、投資有価証券の売却1,334百万円などによる資金の増加によるものである。財務活動により支出した資金は1,923百万円(同1,274百万円の支出)となった。これは配当金の支払1,939百万円などによる資金の減少によるものである。
以上から、2026年3月期末の現金及び現金同等物は前期末比2,472百万円増加し16,323百万円となった。また、同社グループが事業拡大や借入金返済、株主への分配などに自由に使える現金を示すフリー・キャッシュ・フローは、4,395百万円と高水準を維持している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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