東証グロ-ス指数は反発、買い一巡後は上値の重い展開
*17:59JST 東証グロ-ス指数は反発、買い一巡後は上値の重い展開
東証グロース市場指数 820.85 +3.70/出来高 2億1131万株/売買代金 1347億円東証グロース市場250指数 641.64 +3.06/出来高 9408万株/売買代金 965億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって反発、値上がり銘柄数は250、値下り銘柄数は305、変わらずは41。
本日のグロース市場は堅調な展開となった。前日11日の米国市場のダウ平均は5日続落。11月消費者物価指数(CPI)が想定内にとどまり12月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げを期待した買いが広がったが、ダウは利益確定売りに押され下落に転じた。ナスダックは利下げ期待を受けた買いやアルファベットなどハイテクの買いが主導し終盤にかけ上げ幅を拡大し過去最高値を更新した。
まちまちだった米株市場を横目に、東証グロース市場指数は上昇してスタート。
買い戻しが広がり前場中ごろにかけて上げ幅を広げた。ただ、後場に入り買い一巡感が台頭して失速すると上げ幅を縮小、本日安値820ptで取引を終了した。米ハイテク株高を受けて個人投資家心理が改善、新興株市場にも資金が流入して時価総額上位銘柄を中心に堅調に推移した。ただ、12月限先物・オプション特別清算値(SQ値)算出を明日に控えて先物市場では思惑的な売買も入ったとの観測があり日経平均は大幅高となり、新興市場の指数の上げ幅は限定的だった。
個別では、直近買い戻しの動きが広がっているシルバーエッグ<3961>が17%高のストップ高で値上がり率トップに、24年10月期の業績を好感されたpluszero<5132>
が14%高となった。また、エーザイとの共同研究契約締結を発表したカイオム<4583>が13%高となった。時価総額上位銘柄では、GENDA<9166>やフリー<4478>などが堅調に推移、値上がり率上位には、GreenBee<3913>、フルッタフルッタ<2586>、ブレインズテクノロジー<4075>などが顔を出した。
一方、直近急騰していたジィ・シィ企画<4073>が引き続き利食い売り優勢から13%安で値下がり率トップに、24年11月期連結業績予想を下方修正したクックビズ<6558>が10%安となった。また、「PPMX-T003」の治験期間延長を嫌気されたペルセウス<4882>が8%安となった。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やジーエヌアイグループ<2160>などが軟調に推移、値下り率上位には、日本電解<5759>、アウトルックコンサルティング<5596>、モイ<5031>などが顔を出した。
東証グロース市場Core指数では、GENDA、フリー、カバー<5253>などが上昇した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3961|シルバーエッグ | 1010| 150| 17.44|
2| 3913|GreenBee | 699| 100| 16.69|
3| 2586|フルッタ | 144| 20| 16.13|
4| 5132|pluszero | 2606| 333| 14.65|
5| 4583|カイオム | 228| 27| 13.43|
6| 9166|GENDA | 2817| 303| 12.05|
7| 4937|Waqoo | 1540| 140| 10.00|
8| 4075|ブレインズ | 741| 66| 9.78|
9| 192A|インテグループ | 3490| 280| 8.72|
10| 5038|eWeLL | 1952| 135| 7.43|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4073|ジィ・シィ企画 | 666| -106| -13.73|
2| 6558|クックビズ | 842| -98| -10.43|
3| 4882|ペルセウス | 663| -62| -8.55|
4| 5759|日本電解 | 45| -4| -8.16|
5| 5596|アウトルック | 1100| -88| -7.41|
6| 5031|モイ | 275| -20| -6.78|
7| 276A|ククレブ | 1014| -72| -6.63|
8| 4594|ブライトパス | 47| -3| -6.00|
9| 2934|Jフロンティア | 1265| -79| -5.88|
10| 4599|ステムリム | 324| -19| -5.54|
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