連騰の反動から利食い売り先行か
*08:25JST 連騰の反動から利食い売り先行か
[本日の想定レンジ]
18日のNYダウは44.14ドル安の42171.66ドル、ナスダック総合指数は25.18pt高の19546.27pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比210円安の38640円だった。本日は連日の上昇の反動から利益確定売りが先行して始まりそうだ。前日は軟化して始まったものの、5日移動平均線(38348円)近辺を支持選に持ち直す展開となり、高値引けとなった。ローソク足は3本連続で陽線を描き、上下にヒゲのない陽の丸坊主を形成した。陽の丸坊主は、株価上昇を示すサインの中でも強い買い圧力を示していると言われており、先高期待をつなぐ形となったと言えよう。また、上向きの25日線とのかい離率は2.79%にとどまり、過熱ラインの5%までまだ余裕があり、上値追い継続が期待されるところだ。ただ、前日までの3日間で1000円超上昇したことから、短期的な過熱感から利益確定売りが先行して始まりそうだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通り政策金利の据え置きを決め、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長も会見で、今後の利下げに慎重な姿勢を示したことも相場の重しになる可能性がある。また、懸念の中東情勢についても、米国が攻撃に踏み切る可能性がり、紛争長期化が警戒感されよう。引き続き、中東関連報道には注意が必要だろう。上値のめどは節目の39000円や2月13日の高値(39581円)、下値のめどは心理的な節目の38500円、5日線、節目の38000円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限39000円-下限38500円
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