NY株式:NYダウは165ドル安、小売売上高の弱さを警戒
*07:01JST NY株式:NYダウは165ドル安、小売売上高の弱さを警戒
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は165.35ドル安の44,546.08ドル、ナスダックは81.13ポイント高の20,026.77で取引を終了した。
1月小売売上高が予想以上に落ち込み、寄り付き後、まちまち。ダウは景気悪化を警戒した売りや連休を控えた利益確定売りに続落し、終日軟調に推移した。一方で、ナスダックは利下げ期待を受けた買いが強まったほか、半導体エヌビディア(NVDA)やソーシャル・テクノロジー会社のメタ・プラットフォームズ(META)などの上昇がけん引し、終日堅調に推移し、まちまちで終了。セクター別では、半導体・同製造装置が上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落した。
ソーシャルメディアのフェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)は人工知能(AI)搭載のヒト型ロボット開発に大型投資を計画しているとの報道で、上昇。オンラインのスポーツ賭博プラットフォームを提供するドラフトキング(DKNG)は四半期決算で、損失が拡大したが楽観的な見通しが好感され、上昇。ゲーム販売のゲームストップ(GME)はビットコインなど、暗号資産への投資を検討しているとの報道で、上昇。動画配信のロク(ROKU)は第4四半期決算で1株当たり損失が警戒されていたほど拡大せず、成長減速懸念の後退で大幅高。
音声認識AI開発企業のサウンドハウンドAI(SOUN)は半導体エヌビディア(NVDA)が保有していた同社株を売却したことが当局への報告で明らかになり、大幅安となった。
ウクライナのゼレンスキー大統領はトランプ大統領構想の和平案に関与する用意があると、ロシアとの直接協議にも前向きな姿勢を示した。
(Horiko Capital Management LLC)
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