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市況・概要 2024/06/10 11:58 一覧へ

注目銘柄ダイジェスト(前場):サン電子、シーイーシー、カナモトなど

*11:58JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):サン電子、シーイーシー、カナモトなど ポールHD<3657>:486円(+26円)
大幅続伸。先週末に第1四半期決算を発表、営業損益は1.2億円の赤字となり、前年同期比4.2億円の損益悪化となっている。ただ、前四半期2.7億円の赤字からは損失が縮小しいている。会社側期初計画では、前四半期比で損失が拡大する見込みであったもよう。収益の底打ちが意識されるとともに、上半期の上振れも想定される状況のようだ。安値圏で推移していた株価の見直し材料へとつながっている。


サン電子<6736>:4290円(+600円)
大幅続伸。米投資会社トゥルーウインドキャピタルがTOBを実施することが本日の届出書で明らかに。TOB価格は4400円で、先週末終値に対するプレミアムは19%程度の水準。買い付け予定数は423万9500株、下限は379万3400株で、TOB後の所有割合は19%となるもよう。TOB期間は10日から7月22日まで。経営陣との対話を通じて中長期的な企業価値と株式価値の向上を支援、値上がり益や配当金を得ることが目的としているようだ。


ベステラ<1433>:1010円(+71円)
大幅続伸。先週末に第1四半期の決算を発表している。営業利益は0.2億円で前年同期比0.5億円の損益改善となり、通期計画は従来の4.2億円から5億円、前期比2倍の水準に上方修正している。受注状況は過去最高水準で推移しているほか、スクラップ取引の上振れも利益の押し上げに寄与するもよう。また、株主還元方針の変更も発表しており、累進配当を導入するとしていることもポジティブ材料に。


シーイーシー<9692>:2070円(+279円)
大幅続伸。発行済み株式数の5.95%に当たる200万株、30憶円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は6月10日から12月31日まで。取得した全株式を消却する計画。資本効率の向上と株主への利益還元の拡大を図ることを取得目的としている。高水準の自社株買いによる当面の需給期待が先行へ。なお、同時に発表した第1四半期決算は、営業利益が19.2億円、前年同期比4.2%増と増益スタートになっている。


カナモト<9678>:2939円(+374円)
大幅反発。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は61.9億円で前年同期比16.2%増となり、従来予想の59億円を上回る着地に。第1四半期は29.9億円、同3.6%減と減益決算であったため、2-4月期の想定以上の収益改善をポジティブに捉える動きが優勢に。据え置きの通期計画141億円、前期比17.9%増の上振れも意識される形に。建設機械のレンタル需要は堅調さを取り戻しているとしている。


トラースOP<6696>:623円(-63円)
大幅下落。25年1月期第1四半期の経常損益は800万円の赤字となり、赤字幅が縮小(前年同期は2000万円の赤字)した。TRaaS事業では、流通小売店舗を対象としたSaaS月額課金型ビジネスを中心として戦略販売パートナーと共に積極的に事業を推進しており、受注型Product事業ではSTB案件の受注が堅調に推移すると共に、テクニカルサービス事業においてもシステム開発案件の受注が堅調に推移しているとしたものの、事業モデル転換に時間がかかっていることへの失望売りが先行している。


クラダシ<5884>:310円 カ -
ストップ高買い気配。7日引け後に株主優待制度導入を発表した。同社サービスであるソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」での買い物を通じて、フードロスという課題や買い物が社会貢献につながる事業についての理解をより一層深め、同社のファンになってもらうことを目的としている。毎年6月末時点で100株(1単元)を保有する株主を対象として、「Kuradashi」で利用可能なギフトカード「Kuradashi Gift」(保有株数に応じて2000~4000円分)を贈呈する。


gumi<3903>:336円(-10円)
大幅続落。24年4月期の最終損益が59.34億円の赤字に転落した。モバイルオンラインゲーム事業において、「アスタータタリクス」の想定以上の不振に伴い大きく営業赤字を計上したこと、並びに開発中のオリジナルタイトルの開発中止を決定し、既に支出済みかつ協業先に請求予定であった費用を負担することとなったための一過性の費用計上が発生したことが響いた。なお、従来未定としていた前期の期末一括配当を見送り、今期の年間配当も未定とした。また、25年4月期の業績見通しは開示しなかった。 <ST>

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