東証グロ-ス指数は大幅反落、金利低下も関心はアストロスケールに集中
*16:56JST 東証グロ-ス指数は大幅反落、金利低下も関心はアストロスケールに集中
東証グロース市場指数 802.52 -9.93 /出来高1億6694万株/売買代金1742億円東証グロース市場250指数 623.17 -8.12 /出来高1億335万株/売買代金998億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに大幅反落。値上がり銘柄数は171、値下り銘柄数は368、変わらずは36。
4日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は140.26ドル高(+0.36%)の38711.29ドル、ナスダックは28.38ポイント高(+0.17%)の16857.05、S&P500は7.94ポイント高(+0.15%)の5291.34で取引を終了した。景気や金利を巡る不透明感に、寄り付き後はまちまち。そののち発表されたJOLT求人件数が予想を下回り9月の利下げ期待が再燃すると、相場は上昇に転じた。ナスダックは利益確定売りと、金利低下に伴う買いが交錯したが、終盤にかけて、半導体のエヌビディアが一段高となるに連れて上昇。相場は上げ幅を拡大し終了した。
米国株は上昇したものの、足元の上昇に対する反動が先行し、グロース市場は売り優勢で取引を開始した。注目の宇宙関連事業を手掛けるアストロスケール<186A>
の初値は公開価格を50.7%上回る1281円となり、その後、ストップ高となるなど商いは活況。売買代金が600億円近く膨らむなど、投資家の関心はアストロスケール一社に向かったことで、主力銘柄は利益確定の流れが優勢に。グロース市場指数、グロース250指数ともに下げ幅をじりじりと広げる展開となった。
個別では、コパ・コーポレーション<7689>、地域新聞社<2164>が引き続き売り優勢となったほか、時価総額上位銘柄では、シーユーシー<9158>、フリー<4478>、ウェルスナビ<7342>、ispace<9348>が売られた。値下がり率上位銘柄では、トラース・オン・プロダクト<6696>、レジル<176A>、コンヴァノ<6574>がランクイン。
一方、ジィ・シィ企画<4073>が連続ストップ高となったほか、データホライゾン<
3628>も引き続き買われた。時価総額上位銘柄では、アドベンチャー<6030>、セーフィー<4375>、サンウェルズ<9229>が買われた。値上がり率上位銘柄では、coly<
4175>、日本電解<5759>、ブレインズテクノロジー<4075>がランクイン。
なお、東証グロース市場Core指数では、シーユーシー、フリー、ウェルスナビ、ispaceのほか、ライフネット<7157>、BASE<4477>も買われた。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4073|ジィ・シィ企画 | 902| 150| 19.95|
2| 4175|coly | 1436| 147| 11.40|
3| 4888|ステラファーマ | 386| 35| 9.97|
4| 3628|データHR | 719| 59| 8.94|
5| 6034|MRT | 776| 63| 8.84|
6| 5759|日本電解 | 1015| 78| 8.32|
7| 4893|ノイルイミューン | 145| 11| 8.21|
8| 4075|ブレインズ | 899| 62| 7.41|
9| 5597|ブルーイノベ | 984| 65| 7.07|
10| 5842|インテグラル | 4280| 260| 6.47|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 5244|jig.Jp | 285| -44| -13.37|
2| 6696|トラースOP | 711| -86| -10.79|
3| 2164|地域新聞社 | 499| -57| -10.25|
4| 176A|レジル | 1450| -160| -9.94|
5| 4265|IGS | 431| -43| -9.07|
6| 3905|データセク | 1811| -177| -8.90|
7| 6574|コンヴァノ | 1394| -134| -8.77|
8| 5026|トリプルアイズ | 1320| -119| -8.27|
9| 7689|コパ | 737| -63| -7.88|
10| 7379|サーキュ | 728| -61| -7.73|
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