東証グロ-ス指数は4日続落、下げ止まらず250指数は4年ぶりの低水準に
*16:48JST 東証グロ-ス指数は4日続落、下げ止まらず250指数は4年ぶりの低水準に
東証グロース市場指数 785.21 -8.34 /出来高1億9012万株/売買代金1084億円東証グロース市場250指数 608.14 -7.34 /出来高7942万株/売買代金874億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに4日続落。値上がり銘柄数は190、値下り銘柄数は343、変わらずは37。
23日の米国株式市場は続落。ダウ平均は605.78ドル安(-1.53%)の39065.26ドル、ナスダックは65.50ポイント安(-0.39%)の16736.04、S&P500は39.17ポイント安(-0.74%)の5267.84で取引を終了した。半導体エヌビディアの好決算が投資家心理の改善につながり堅調に寄り付いた。その後、雇用関連指標やPMIが予想以上に強く利下げ期待の後退で長期金利が上昇し相場の上値を抑制。ダウはさらに、ボーイングの下落が重しとなり指数を一段と押し下げ下落に転じた。ナスダックも序盤、堅調に推移したが、終盤にかけ連休を控えた利益確定売りも重しとなり下落に転じて終了。
日米金利の上昇が嫌気されて、グロース市場は売り優勢で取引を開始した。連日でグロース市場指数、グロース250指数ともに年初来安値を更新していることから、投資家心理は冷え込んでおり、押し目を買う動きは限定的。下げ止まるきっかけが見当たらないことで、じり安の地合いが継続し、グロース250指数は4年1カ月ぶりの
安値をつけた。
個別では、前日ストップ高となったアイズ<5242>が短期資金流出で急落したほか、日本電解<5759>は継続企業の前提に関する事項で注記を追記したことで売られた。時価総額上位銘柄では、カバー<5253>、ウェルスナビ<7342>、アドベンチャー<
6030>が弱く、寄付きから下げ幅を広げた。値下がり率上位銘柄では、コパ<7689>、AHCグループ<7083>がランクイン。
一方、生成AI活用のプロダクト開発などでオルツと合弁事業を設立すると発表したキャスター<9331>がストップ高となったほか、生成AIと連携した音声合成ソリューションを新たに開発しmiibo社に採用されたことでエーアイ<4388>もストップ高。
時価総額上位銘柄では、子会社がVRゲーム事業を譲り受けると発表したことでGENDA
<9166>が堅調だったほか、シーユーシー<9158>、ライフネット<7157>も上昇。値上がり率上位銘柄では、レジル<176A>、ビザスク<4490>がランクイン。
なお、東証グロース市場Core指数では、シーユーシー、ライフネット、GENDAのほか、トライト<9164>、セーフィー<4375>が買われた。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4564|OTS | 33| 11| 50.00|
2| 4388|エーアイ | 861| 150| 21.10|
3| 9331|キャスター | 1446| 226| 18.52|
4| 176A|レジル | 1267| 145| 12.92|
5| 4490|ビザスク | 1099| 109| 11.01|
6| 9563|Atlas | 462| 38| 8.96|
7| 151A|ダイブ | 2899| 209| 7.77|
8| 6696|トラースOP | 557| 40| 7.74|
9| 4597|ソレイジア | 29| 2| 7.41|
10| 5842|インテグラル | 3455| 195| 5.98|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 5242|アイズ | 2055| -495| -19.41|
2| 7689|コパ | 835| -191| -18.62|
3| 6026|GMOTECH | 9800| -1760| -15.22|
4| 5759|日本電解 | 966| -130| -11.86|
5| 7386|JWS | 3585| -445| -11.04|
6| 4486|ユナイト&グロウ | 1265| -123| -8.86|
7| 7083|AHCグループ | 970| -90| -8.49|
8| 7094|NexTone | 1480| -131| -8.13|
9| 9562|ビジネスコーチ | 1494| -129| -7.95|
10| 3664|モブキャスト | 59| -5| -7.81|
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