平山ホールディングス---2Qは増収増益、主力のインソーシング・派遣事業の2ケタ増益続く
*14:10JST 平山ホールディングス---2Qは増収増益、主力のインソーシング・派遣事業の2ケタ増益続く
平山ホールディングス<7781>は14日、2025年6月期第2四半期(24年7月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比2.1%増の180.51億円、営業利益は同10.8%増の7.47億円、経常利益は同9.6%増の7.76億円、親会社株主に帰属する中間純利益は同8.8%増の4.91億円となった。
インソーシング・派遣事業の売上高は146.56億(前年同期比3.1%増)、セグメント利益は10.06億円(前年同期比13.6%増)となった。電子デバイス・半導体製造関連、医療機器関連、自動車メーカー及び大手自動車部品製造数社からの受注・受託が堅調に進み、増収となった。物流関連、旅客業関連、リテール関連等においては、引き続き旺盛なインバウンド需要があり、既存取引先からの追加発注のみならず新規受注も好調であった。
技術者派遣事業の売上高は15.51億円(前年同期比3.8%増)、セグメント利益は0.57億円(前年同期比39.7%減)となった。主要顧客である大手製造業の一部において、中長期的な技術開発投資の回復が見られた。これに伴い、車載関連や精密機器の制御組込みソフトウェア、生産設備関連の技術者を中心に、受注案件が増加している。また、製造業界における技術者不足が進行する中、若手エンジニアを段階的に上流工程の業務へと配属することでスキルアップに繋げてその市場価値向上を図り、収益の増加に寄与している。
海外事業の売上高は11.75億円(前年同期比18.3%減)、セグメント利益は0.18億円(前年同期比61.5%減)となった。タイにおける平山グループの派遣従業員数は、2024年9月時点で2,154名(前年同月比21.3%減)となったが、ローコストでのオペレーションに継続して努めて黒字を確保したが、さらにコスト削減を図り収益改善に努める。
その他事業の売上高は6.68億円(前年同期比23.9%増)、セグメント利益は1.90億円(前年同期比55.5%増)となった。国内外の現場改善に係るコンサルティングや海外企業及び教育機関からの研修案件が増加した。また、海外現地企業の現場指導の案件、工場立ち上げ支援案件が増加した。
2025年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比7.7%増の380.00億円、営業利益は同20.4%増の13.47億円、経常利益は同14.5%増の13.36億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同12.3%増の8.50億円とする期初計画を利益進捗率は55%を超えているものの保守的に据え置いている。
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