東証グロ-ス指数は反発、米株高支えに買い優勢
*16:50JST 東証グロ-ス指数は反発、米株高支えに買い優勢
東証グロース市場指数 905.11 +8.90/出来高 1億2374万株/売買代金 971億円東証マザーズ指数 708.63 +9.15/出来高 7580万株/売買代金 938億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって反発。値上がり銘柄数は284、値下がり銘柄数は228、変わらずは31。
前日11日の米株式市場でダウ平均は4日続伸。連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了期待から買いが先行したが、9月生産者物価指数(PPI)の伸びが予想を上回ったほか、FRB高官の見解が分かれたことなどから下落に転じた。ただ、FRB公表の9月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で政策を慎重に進める姿勢が示されたことや、金利の低下もあり、ハイテクが買われ、ダウ平均もプラスに回復し終了した。ナスダック総合指数は+0.71%だった。
今日のグロース市場は堅調な展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は2.53%高となった。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことがグロース市場の株価の支えとなった。また、昨日は東証グロース市場指数、東証マザーズ指数ともに1%を超す下げとなったことから押し目買いも入りやすかった。一方、米国で今晩、9月の米消費者物価指数(CPI)が発表されることから、これを見極めたいとのムードもあったが、買い意欲は旺盛で、終盤にかけて上げ幅を拡大した。
個別では、営業利益が前期57%増・今期62%増予想と発表したNPC<6255>、国内証券が投資判断「Buy」継続で目標株価は引き下げたが昨日終値158円を大きく上回る300円に目標株価を設定したことから買いを集めたヘリオス<4593>、引き続き通信技術
「HNC」に関する論文の学会発表が手掛かりとなったASJ<2351>が上げた。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<4194>やフリー<4478>が上昇。値上がり率上位には、メドレックス<4586>、note<5243>などが顔を出した。
一方、第3四半期累計の営業利益が22.3%減だったことが引き続きネガティブ視されたシリコンスタ<3907>、連日の年初来安値更新で手じまい売りが継続したAnyMind<5027>、200日線に上値を阻まれる展開が続き手仕舞い売りが優勢となったセカンドサイト<5028>が下げた。時価総額上位銘柄では、カバー<5253>やGNI<2160>が下落。値下がり率上位には、ロジザード<4391>、Globee<5575>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4586|メドレック | 169| 42| 33.07|
2| 4593|ヘリオス | 185| 27| 17.09|
3| 6255|NPC | 721| 100| 16.10|
4| 4256|サインド | 836| 76| 10.00|
5| 2351|ASJ | 603| 53| 9.64|
6| 5243|note | 555| 44| 8.61|
7| 6027|弁護士コム | 4910| 380| 8.39|
8| 3987|エコモット | 658| 44| 7.17|
9| 7317|松屋R&D | 705| 47| 7.14|
10| 4485|JTOWER | 5810| 370| 6.80|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3907|シリコンスタ | 1071| -124| -10.38|
2| 4391|ロジザード | 1305| -127| -8.87|
3| 5575|Globee | 1908| -117| -5.78|
4| 5027|AnyMind | 752| -46| -5.76|
5| 5126|ポーターズ | 2104| -114| -5.14|
6| 4075|ブレインズ | 807| -43| -5.06|
7| 9246|プロジェクトC | 2973| -157| -5.02|
8| 7776|セルシード | 364| -19| -4.96|
9| 7063|バードマン | 831| -43| -4.92|
10| 5028|セカンドサイト | 439| -22| -4.77|
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