日経平均は222円高でスタート、三菱重やアドバンテなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;38056.86;+222.61TOPIX;2773.83;+17.36
[寄り付き概況]
6月16日の日経平均は前営業日比222.61円高の38056.86円と反発でスタート。13日の米国市場でダウ平均は769.83ドル安の42197.79ドル、ナスダックは255.65ポイント安の19406.83で取引を終了。イスラエルのイラン空爆を受け中東情勢悪化を警戒した売りが加速し、寄り付き後、大幅下落。その後、ミシガン大消費者信頼感指数の改善や期待インフレ率の低下を好感し、売りが一段落したが、中盤にかけ、イランによるイスラエル報復ミサイル攻撃開始を受けて、再び売りが加速した。イスラエルが市民を対象にしたイランの報復攻撃を「レッドラインを超えた」と非難したため状況悪化を警戒し、終盤にかけ下げ幅を拡大。シカゴ日経225先物は大阪比130高の37910円。本日の日経平均は買いが先行。中東情勢を巡る警戒感は依然として残るものの、為替も朝方から円安方向に振れている他、トランプ米大統領がG7サミット期間中に新たな貿易合意を結ぶ可能性を示唆したと伝わるなか、リバウンド狙いの買いも入っているとみられる。
東証プライム市場の売買代金上位では、三菱重<7011>、IHI<7013>、アドバンテ<6857>、ディスコ<6146>、任天堂<7974>、川崎重<7012>、ソフトバンクG<9984>、INPEX<1605>、日本製鉄<5401>、レーザーテック<6920>などが上昇。業種別では、鉱業、海運、鉄鋼などが上昇率上位で推移。
<CS>