後場の日経平均は767円安でスタート、日立や信越化などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;36937.53;-767.40TOPIX;2711.35;-40.06
[後場寄り付き概況]
後場の日経平均は前日比767.40円安の36937.53円と、前引け(37008.43円)からやや下げ幅を拡大してスタート。ランチタイム中の日経225先物は36870円-36980円のレンジで弱含みもみ合い。ドル・円は1ドル=147.50-60円と午前9時頃から60銭ほど円高・ドル安水準。アジア市況は上海総合指数が前日終値近辺で推移し0.1%ほど下落している一方、香港ハンセン指数はマイナス圏から小幅高に転じている。
後場の東京市場は前引けに比べやや売りが先行して始まった。外為市場で朝方に比べやや円高・ドル安に振れていることが株価の重しとなっていることに加え、米国で今晩発表される2月の米雇用統計を見極めたいとするムードがあり、積極的な買いは限定的となっているようだ。一方、ダウ平均先物が時間外取引で底堅く推移しているほか、昨日大幅高となった香港ハンセン指数が下値の堅い展開となっていることなどが東京市場の株価下支え要因となっているもよう。
セクターでは、その他製品、精密機器、電気機器が下落率上位となっている一方、鉄鋼、石油石炭製品、ゴム製品が上昇率上位となっている。東証プライム市場の売買代金上位では、任天堂<7974>、中外薬<4519>、アシックス<7936>、ソニーG<6758>、日立<6501>、サンリオ<8136>、日製鋼所<5631>、信越化<4063>、フジクラ<5803>、DeNA<2432>が下落。一方、日本製鉄<5401>、DMG森精機<6141>、レーザーテック<6920>、日産自<7201>、ディスコ<6146>、三菱電<6503>、三菱重<7011>、SOMPO<8630>が上昇している。
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