概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、内需関連の上昇が指数をサポートした
*09:39JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、内需関連の上昇が指数をサポートした
【ブラジル】ボベスパ指数 128552.13 +0.26%
17日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比333.54ポイント高(+0.26%)の128552.13で引けた。日中の取引レンジは128,229.39-129,534.45となった。
中盤は上値を追う展開もみられたが、その後は上げ幅をやや縮小させた。内需関連の上昇が指数をサポートした。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落やレアル安の進行などが足かせとなった。また、米国市場が「プレジデンツ・デー」の祝日で休場となったため、ブラジル市場も積極的な買いは手控えられた。
【ロシア】MOEX指数 3308.41 +3.87%
17日のロシア株式市場は反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比123.41ポイント高(+3.87%)の3308.41となった。日中の取引レンジは3,244.80-3,316.76となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ紛争の早期終結期待からロシア株への買いは広がった。また、通貨ルーブル安の進行も資源輸出大手の物色手掛かり。ほかに、利上げの先送り観測などが支援材料となった。
【インド】SENSEX指数 75996.86 +0.08%
17日のインドSENSEX指数は強含み。前日比57.65ポイント高(+0.08%)の75996.86、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同30.25ポイント高(+0.13%)の22959.50で取引を終えた。
軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きが活発になった。また、追加の利下げ期待の高まりも支援材料。1月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(WPI)はそろって予想以上に鈍化している。外部環境では、米長期金利の低下が外資の流出懸念を後退させた。
【中国本土】上海総合指数 3355.83 +0.27%
17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比9.11ポイント高(+0.27%)の3355.83ポイントと続伸した。
先週の好地合いを次ぐ流れ。「トランプ関税」の過度な警戒感がひとまず後退したことや、米長期金利の低下も好感された。先週末の米債券市場では、米小売りの低迷を背景に米利下げ後ずれの不安が後退する中、米10年債利回りの低下が続いている。中国人民銀行(中央銀行)が14日に発表した1月の金融統計で国内金融機関の人民元建て新規融資と社会融資総量がともに市場予想を上回ったこともプラス材料だ。また生成AI(人工知能)の進化が各産業の発展に寄与する――との見方も引き続き支援材料。習近平・国家主席は17日午前、民営企業の代表を集めた座談会に出席した。習主席は会議で、代表らの意見を聞き取り、重要講話を発表している。
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