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市況・概要 2025/01/14 06:49 一覧へ

NY株式:NYダウは358ドル高、エネルギーやヘルスケアが下支え

*06:49JST NY株式:NYダウは358ドル高、エネルギーやヘルスケアが下支え 米国株式市場はまちまち。ダウ平均は358.67ドル高の42,297.12ドル、ナスダックは73.53ポイント安の19,088.10で取引を終了した。

利下げ期待の後退で引き続き売られ、寄り付き後、下落。ダウは原油高に連れたエネルギーセクターの上昇やヘルスケアセクターの上昇が相場を支援し、上昇に転じた。金利の上昇を警戒し、ハイテクが続落も終盤にかけナスダックは下げ幅を縮小。ダウは上げ幅を拡大し、終了した。セクター別では、エネルギー・素材が上昇した一方で、不動産管理・開発が下落。

製薬会社のジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)は神経疾患治療などを中心としたバイオ医薬品企業のイントラセルラー・セラピーズ(ITCI)の買収計画を発表し上昇。イントラセルラー・セラピーズ(ITCI)も大幅上昇した。管理医療会社のユナイテッドヘルス・グループ(UNH)やヒューマナ(HUM)は政府がメディケア(高齢者向け公的医療保険制度)の民間運営保険プラン「メディケア・アドバンテージ」について、来年の払い戻し比率を引き上げる案を示し収益増期待にそれぞれ上昇。鉄鋼会社のUSスチール(X)は、同業のクリーブランド・クリフス(CLF)とニューコア(NUE)が協力して同社買収を検討しているとの報道で、買われた。

不動産関連会社のハワードヒューズ(HHH)は著名投資家アックマン氏が運営するパーシングスクウェアが同社合併案を提示し、上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)はバイデン政権が人工知能(AI)半導体輸出を巡り新規制を発表し、下落。携帯端末のアップル(AAPL)は10-12月期のアイフォーンの販売が中国でのAI展開が進まず5%減となったことが報じられ、下落。発電所の開発・所有するエジソン・インターナショナル(EIX)はロサンゼルスのイートン地区の火事を巡り同社の機器が発火の一因となったとの訴訟が嫌気され、下落。

住宅建設会社のKBホームズ(KBH)は取引終了後に第4四半期決算を発表。1株当たり利益が予想を上回ったほか、ガイダンスも強く、時間外取引で上昇している。


(Horiko Capital Management LLC) <ST>

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