東証グロ-ス市場250指数は今年最大の下落率、プライム市場の売りが波及
*17:44JST 東証グロ-ス市場250指数は今年最大の下落率、プライム市場の売りが波及
東証グロース市場指数 807.59 -29.21 /出来高3億91万株/売買代金1090億円東証グロース市場250指数 623.25 -24.95 /出来高1億6082万株/売買代金834億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに急反落。値上がり銘柄数は58、値下り銘柄数は513、変わらずは15。
7月31日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は99.46ドル高(+0.24%)の40842.79ドル、ナスダックは451.98ポイント高(+2.64%)の17599.40、S&P500は85.86ポイント高(+1.58%)の5522.30で取引を終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、寄り付き後、まちまち。その後、主要ハイテク企業の好決算を好感した買いがけん引し、相場は終日堅調に推移した。米連邦準備制度理事会(FRB)
がFOMCで予想通り政策金利を据え置いたが、パウエル議長がその後の会見で、9月の利下げの可能性を示唆すると期待感に相場は続伸し終了。
米国株は上昇したが、円高加速に伴うリスク回避の株安の流れがグロース市場にも波及し、グロース市場は売り優勢で取引を開始した。プライム市場同様、グロース市場指数、グロース市場250指数は寄付きから一本調子の下げとなり、下落率は今年最大となった。主力の東証グロース市場コア指数採用の20銘柄では、GMOフィナンシャルゲート<4051>のみプラスと主力株は総崩れ。株価二けたのバイオ株の商いが増加していることで売買株数は多いが、売買代金は1000億円程度と買いが入らない地合いとなった。
個別では、前日買われたモダリス<4883>、ソレイジア<4597>が売り優勢となったほか、時価総額上位銘柄では、GENDA<9166>、JTOWER<4485>、シーユーシー<9158>が大幅安となった。値下がり率上位には、WASHハウス<6537>、アズーム<3496>、ロゴスHD<205A>がランクイン。
一方、好業績を材料にベガコーポレーション<3542>が買われたほか、上場後売り優勢だったタイミー<215A>がようやく反発。値上がり率上位には、OTS<4564>、セルシード<7776>、アンジェス<4563>、ペルセウス<4882>などバイオ関連がランクイン。
東証グロース市場コア指数採用銘柄では、GENDA、JTOWER、シーユーシーのほか、ティーケーピー<3479>、サンウェルズ<9229>が売られた。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4564|OTS | 60| 12| 25.00|
2| 7776|セルシード | 542| 80| 17.32|
3| 4424|Amazia | 579| 80| 16.03|
4| 3542|VEGA | 741| 93| 14.35|
5| 4563|アンジェス | 71| 6| 9.23|
6| 215A|タイミー | 1580| 130| 8.97|
7| 4882|ペルセウス | 731| 55| 8.14|
8| 4015|ペイクラウドHD | 611| 44| 7.76|
9| 3623|BS | 1526| 107| 7.54|
10| 6548|旅工房 | 212| 10| 4.95|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 6537|WASHハウス | 473| -100| -17.45|
2| 3496|アズーム | 5200| -1000| -16.13|
3| 4883|モダリス | 143| -22| -13.33|
4| 7046|TDSE | 1690| -212| -11.15|
5| 205A|ロゴスHD | 2578| -312| -10.80|
6| 9166|GENDA | 1787| -215| -10.74|
7| 3491|GA TECH | 1081| -120| -9.99|
8| 2998|クリアル | 3975| -440| -9.97|
9| 2997|ストレージ王 | 820| -90| -9.89|
10| 5834|SBIリーシング | 2987| -323| -9.76|
<FA>