ドリーム・アーツ---23年12月期は2ケタ増収・大幅増益、主力のホリゾンタルSaaSが2ケタ増収
*11:17JST ドリーム・アーツ---23年12月期は2ケタ増収・大幅増益、主力のホリゾンタルSaaSが2ケタ増収
ドリーム・アーツ<4811>は14日、2023年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比21.0%増の44.40億円、営業利益が同207.9%増の5.77億円、経常利益が同210.6%増の5.63億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同233.8%増の4.24億円となった。
ホリゾンタルSaaSの売上高は前年同期比46.5%増の22.07億円となった。また、当連結会計年度末時点の MRR(月額利用料)は2.07億円(前年同期比0.57億円増)、契約企業数は140社(前年同期比41社増)となった。同社グループは、ノーコード開発ツール「SmartDB」を軸としたマーケティング活動を積極的に展開し、「デジタルの民主化」および「市民開発」というコンセプトの浸透に努めた。開発面では、「SmartDB」への継続投資による機能拡張およびセキュリティ強化を進め、ERPフロントシステムとしての活用や、複雑な業務プロセスを持つコア業務への適用など、活用範囲の拡大に努めた。また、社内ポータル構築ツール「InsuiteX」については、ビジョンの浸透、組織エンゲージメントの強化、企業カルチャーの刷新といった経営課題を重視する顧客にフォーカスし、提案活動を展開した。
バーティカルSaaSの売上高は前期比15.8%増の7.44億円となった。また、当連結会計年度末時点のMRR(月額利用料)は0.65億円(前年同期比0.07億円増)、契約企業数は174 社(前年同期比4社増)となった。大型展示会への出展を行い、認知度の向上に努めた。開発面では、ユーザーインターフェイスの改善、安定したサービス提供に向けた基盤強化などを進めた。
DCRの売上高は前年同期比3.3%増の1.75億円となった。また、当連結会計年度末時点のMRR(月額利用料)は0.14億円(前年同期比0.00億円減)、契約企業数は3社(前年同期比変動なし)となった。既に提供を開始しているサービスの利活用を促進するとともに、運用の安定化に注力した。
2024年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.1%増の48.00億円、営業利益が同0.4%増の5.80億円、経常利益が同2.7%増の5.78億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.6%減の4.00億円を見込んでいる。
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